2025年に開催される大阪・関西万博は、連日多くの来場者で賑わいを見せています。万博協会が20日(水)に発表した速報値によると、8月19日(火)の一般来場者数は約12万5000人、パビリオン関係者を含めた総来場者数は約14万3000人でした。連日の猛暑が続く中、万博会場の状況と、今後のイベント情報について詳しくお伝えします。
大阪・関西万博 東ゲートの朝の様子、来場者が入場待ち
8月19日の万博来場状況と猛暑の影響
万博会場では、連日の猛暑が続いており、来場者の体調管理が課題となっています。8月18日の大阪の最高気温は36.2℃を記録し、6日連続の猛暑日となりました。この暑さの中、熱中症の疑いで1件の救急搬送があったとのことです。来場を検討される方は、水分補給や休憩をこまめにとるなど、熱中症対策を万全に講じる必要があります。
これまでの累計来場者数と最多記録
大阪・関西万博は4月13日の開幕から4か月あまりが経過し、これまでの一般来場者数の累計は約1491万人、関係者を含めた総来場者数の累計は約1721万人となりました。これまでの1日あたりの来場者数で最も多かったのは、夜に「大曲の花火」が打ち上げられた6月28日(土)で、この日は一般来場者数が18万4990人、総来場者数は20万2819人を記録しました。
大阪・関西万博の来場者数推移を示すグラフ
8月20日(水)の注目イベント
20日(水)も、万博会場では様々な催しが予定されています。ブラジル館では、ブラジルコーヒーの世界に深く没入できる体験型プログラム「ブラジリアン・コーヒー・エクスペリエンス」が21日まで開催されます。ここでは、ブラジルコーヒーの豊かな風味や歴史、独自の抽出技術などを体験できます。
また、イタリア館では、現代イタリアンポップを代表するアーティスト、エリーザ氏によるコンサートがEXPOアリーナ「Matsuri」で開催され、会場を盛り上げます。オーストラリア館では、プロのシェフが教える美味しいステーキの焼き方イベントが行われ、来場者の食欲を刺激します。
ウーマンズパビリオンでは、大阪の中学生も参加する世代を超えたシンポジウム「未来シンポジウム」が開催され、未来への対話が深まることが期待されます。さらに、本日はカリブ海の島国「セントクリストファー・ネービス」(コモンズA)のナショナルデーとして、特別な記念イベントが行われる予定です。
まとめ
大阪・関西万博は、連日の猛暑という厳しい環境下でも多数の来場者を集め、活発に運営されています。熱中症対策の徹底が求められる一方で、各国のパビリオンや多岐にわたるイベントが、来場者に特別な体験を提供し続けています。今後の万博の動向と、開催される多彩なイベントに引き続き注目が集まります。