山崎怜奈、『Mr.サンデー』高市氏特集での“硬い表情”が物議 アイドル出身コメンテーターが直面する試練とは?

情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で放送された高市早苗氏の特集が、意外な形で視聴者の注目を集めました。元乃木坂46の山崎怜奈さんがスタジオコメンテーターとして出演した際、彼女の“ワイプの表情”について、SNS上でさまざまな声が上がったのです。アイドルから知的なコメンテーターへと活躍の場を広げる山崎さんが、世間の厳しい視線とどのように向き合っているのか、その背景と現状を深掘りします。

高市早苗氏特集での山崎怜奈の反応と視聴者の視線

2024年10月27日放送の『Mr.サンデー』では、高市早苗新首相(当時)に焦点を当てた特集が組まれました。街頭インタビューや、高市氏の笑顔からコミュニケーション術を分析するという内容でしたが、放送後、インターネット上のX(旧Twitter)では、特集内容そのものよりも、スタジオにいる山崎怜奈さんの表情に対する言及が相次ぎました。

視聴者からは「山崎怜奈はワイプの顔が怖いな」「VTR中にうるさい」「ワイプの山崎怜奈の表情分析してほしい」といった厳しい声が多数投稿されました。高市氏に関するVTRが流れている間、山崎さんはあまり表情を変えず、相づちを打ったり、小声で話す場面があったと報じられています。このときの山崎さんの表情が、一部の視聴者には「硬い」印象を与えたようです。

情報番組『Mr.サンデー』出演時、ワイプで硬い表情を見せる山崎怜奈。高市早苗氏特集でのコメント中の様子情報番組『Mr.サンデー』出演時、ワイプで硬い表情を見せる山崎怜奈。高市早苗氏特集でのコメント中の様子

“表情が硬い”指摘の背景:政治・社会問題とエンタメの線引き

芸能記者の分析によると、山崎怜奈さんの「表情が硬い」という指摘の背景には、VTRの内容による反応の差が影響している可能性があります。同番組では、クマの襲撃による被害や大阪での看板落書き事件に関する映像も流されましたが、その際の山崎さんは静かに耳を傾けたり、笑顔を見せる場面もあったとのこと。

政治家である高市氏の特集VTRと、他の社会問題に関するVTRとで、山崎さんの表情や態度に明らかな違いが見られたため、それが視聴者の間で「差がある」と映ってしまったのかもしれません。報道番組や情報番組において、コメンテーターがどのような表情で、どのようなリアクションを取るべきかという線引きは、視聴者の受け取り方に大きく影響するデリケートな問題と言えるでしょう。

アイドル出身コメンテーターとしての苦悩と経験

山崎怜奈さんは2020年に慶應義塾大学を卒業後、『サンデージャポン』(TBS系)や『Mr.サンデー』といった情報番組や報道番組への出演を増やし、活躍の幅を広げています。彼女はこれまでも、2024年の東京都知事選挙で注目された元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏や、2025年7月の参議院選挙で話題となった参政党の神谷宗幣代表など、注目度の高い人物へのインタビューを多く担当してきました。

歯に衣着せぬ姿勢で鋭く切り込む山崎さんを支持する声も多い一方で、その質問の仕方や表情が批判の対象となることもあったようです。山崎さん自身も、2024年3月4日放送のバラエティ番組『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)で、「男性陣がわりと真顔でまくし立てるようにしゃべってもなにも言われないのに、私がスンとした顔でしゃべってると、怖いとか圧があるとか、言われるんですよ」と、自身の抱える悩みを打ち明けています。アイドル出身という経歴が、世間からの彼女を見る目を厳しくしている可能性も指摘されています。

世間の厳しい目:アイドルイメージと報道のプロフェッショナリズム

アイドル出身の芸能人が報道番組や情報番組のコメンテーターを務める場合、視聴者は一般的なコメンテーターとは異なる視点から評価を下す傾向があります。特に、政治や社会問題といった重いテーマを扱う際、過去の「アイドル」としてのイメージと、「報道のプロフェッショナル」としての役割との間で、視聴者の期待値にギャップが生じることが少なくありません。

山崎さんが直面しているのは、まさにこのギャップによる試練と言えるでしょう。彼女が番組内で紹介された“笑顔”のコミュニケーション術を、どのように自身の報道番組での立ち振る舞いに活かし、視聴者からの信頼と共感を得ていくのかが今後の課題となりそうです。知的な一面を持つ彼女が、感情表現のバランスをいかに取り、多様な情報の中で自身の立ち位置を確立していくか、その動向が注目されます。

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/articles/d794e7faaf4bdd3fb34ad7f9f2154a0fd1aa56d0