立皇嗣の礼、概要を1月に決定 政府式典委





式典委員会で発言する安倍晋三首相(右手前から2人目)=12日午後、首相官邸(春名中撮影)

 政府は12日、皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)を開き、天皇陛下の即位に伴って秋篠宮さまが皇位継承順位1位となられたことを国内外に示す来年4月19日の「立皇嗣の礼」の概要を来年1月に決定することを確認した。儀式の形式は平成の代替わりの際に行われた「立太子の礼」を参考にする。

 天皇陛下が皇太子時代に臨まれた平成3年の立太子の礼では、中心儀式の「立太子宣明の儀」に三権の長や駐日大使らが参列。国内外の賓客の祝福を受け、飲食を共にされる「宮中饗宴(きょうえん)の儀」も催された。

 会議では陛下の即位に伴い10月に催された「饗宴の儀」で皇族方のご負担軽減のために平成時より規模を縮小したことを踏まえ、宮中饗宴の儀を催す場合は「参列者数の見直しや立食形式の導入を検討することが適切」(杉田和博官房副長官)との意見も上がった。



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