川栄李奈、子育てで「人格変わった」宣言 仕事と育児両立の葛藤と覚悟

女優・川栄李奈さんが23日放送の日本テレビ「アナザースカイ」に出演し、2児の母となった現在の心境と、仕事と子育ての両立における葛藤、そして強い覚悟を明かしました。元AKB48メンバーとして人気を博し、現在は第一線で活躍する彼女が、母となって経験した大きな変化と、その中で見出した新たな自分について語り、多くの視聴者の共感を呼びました。

子育てが変えた「人見知り」の自分

幼い頃から人見知りだったと語る川栄さん。「元々、一人でお店に入れないほど」というほど内向的だった彼女の転換期は、母になったことでした。子どもが生まれてからは「多分、人格が変わったくらいはじけました」と笑顔で告白。子どもの幼稚園で他のお母さんたちと必然的に話す機会が増え、「人見知りとか言ってられないな」という思いが、彼女を社交的に変えたと言います。この変化は、女優としての表現力にも良い影響を与えているかもしれません。

明るい笑顔を見せる女優・川栄李奈。2児の母として仕事と育児を両立させる姿明るい笑顔を見せる女優・川栄李奈。2児の母として仕事と育児を両立させる姿

女優業と2児の母としての現実

川栄さんは2019年5月に俳優の廣瀬智紀さんと結婚し、現在では2人のお子さんの母親です。昨年、舞台「千と千尋の神隠し」で千尋役を演じ、ロンドン公演を終えて帰国した際のエピソードも披露しました。サプライズで長男の幼稚園へお迎えに行ったものの、「ママー!」という反応を期待していたところ、子どもからは「えっ、なんでいるの?」と予想外の反応が返ってきたと笑いながら明かしました。第一子出産からわずか2カ月で仕事復帰を果たした彼女は、「小さい頃から祖母などに面倒を見てもらうこともあったので、うちの子は人見知りが全くなくて。家に誰かがいたら大丈夫という感じ」と語り、子どもの順応性の高さにも言及しました。

両立への葛藤と強い決意

仕事と子育ての両立について「葛藤があった」と率直に打ち明ける川栄さん。「割り切らないとできない」と語り、周囲の助けを借りている現状を正直に話しました。「子どもが小さい時に全然一緒にいてあげられない、と思ってしまうと仕事はできない」という本音を漏らしつつも、自身の夢を追いかける理由を力強く語ります。「自分の夢も叶えたいし、夢を叶えた背中を子どもが見て、『夢を叶えよう』とか『夢は叶うんだ』と思ってもらいたいから、私は仕事を続ける」と、母親としての強い決意を表明。単に「子どもがいるからできない」ではなく、「子どもがいるから難しいけれど、全力で頑張ります」という前向きな姿勢で臨むことを誓いました。

川栄李奈さんの言葉は、現代を生きる多くの働く母親たちに勇気と共感を与えるものでしょう。彼女の今後の女優としての活躍、そして母親としての成長に、日本社会全体が注目しています。


参考文献