沖縄県の玉城デニー知事は13日の記者会見で、焼失した首里城の所有権を国から県に移転することに前向きな自身の発言を訂正し、謝罪した。「言葉足らずで皆さまに誤解を与えてしまったことについては率直におわび申し上げたい」と述べた。
首里城は現在、今回焼失した正殿など主要建築がある城郭内は国営公園、城郭外は県営公園となっている。玉城氏は13日の記者会見で「城郭内にある正殿などは、一義的には国が復元を行う。現段階において所有権移転に関して(国と)協議を行うかどうかについては考えていない」と説明した。
首里城の所有権をめぐり、玉城氏は11月の記者会見で「所有権移転をどうするかということも議論していく必要があるだろうと思う」と発言。後に自身のフェイスブックで「『特に考えていない』と答えればよかった。言葉は難しいなあ。反省」と書き込んでいた。