神奈川県愛川町の資材置き場で発見された複数人骨の衝撃:外国籍企業経営と不法投棄の闇

神奈川県愛川町で先日、町内にある資材置き場から複数人分の頭蓋骨などが入った麻袋が見つかり、地元社会に大きな衝撃を与えています。県警は身元確認を急ぐ一方、この資材置き場をスリランカ国籍の男性が経営する会社が使用していたことから、その背景にある外国人による「資材置き場ビジネス」の実態と周辺トラブルにも注目が集まっています。

神奈川・愛川町で発見された人骨の衝撃

10月20日、神奈川県北部の山麓に位置する愛川町の資材置き場から、麻袋に収められた4人分の頭蓋骨が発見されました。そのうち3人分は男性、1人分は女性のものと見られています。麻袋は比較的にきれいな状態で不法投棄されており、頭蓋骨のほかにも6人分の大腿骨や腕の骨が含まれていました。発見された骨には目立った外傷はなく、土は付着していたものの、血痕や肉片は見られなかったとのことです。鑑定の結果、骨はいずれも20〜50代の成人のもので、死後50年以上が経過している可能性が高いとされています。

土地の管理者が19日に麻袋を発見し、同署高峰駐在所に駆け込みましたが、警察官が不在でした。その後、翌20日に改めて近くの駐在所を訪れて通報したことで、この衝撃的な事件が明るみに出ました。近隣住民の60代女性は、「ここは農村部で人通りも少なく、パトカーが増えた20日頃から警察の訪問もありました。不法投棄かと思っていたら、まさか人骨とは、本当に不気味です」と驚きを隠せません。

神奈川県愛川町の資材置き場から発見された人骨(頭蓋骨と大腿骨)神奈川県愛川町の資材置き場から発見された人骨(頭蓋骨と大腿骨)

廃車置き場と“外国人ビジネス”の影

人骨が発見された土地は、元々農地でしたが、数年前からスリランカ国籍の男性が経営する会社が資材置き場として借りていました。土地を貸している男性の弟が集英社オンラインの取材に応じ、経緯を説明しました。「兄が使っていなかった土地を外国人に貸したのは数年前からです。スリランカの若い数人が夕方に集まり、トラックで廃車などを運んだりしていました。しかし、彼らは整理整めをせず、様々な場所に廃車やゴミを放置することが多かったのです。」土地が荒れてしまい困り果てた兄が清掃業者に片付けを依頼したところ、今回の人骨発見に至ったと言います。

一部報道によると、麻袋の第一発見者は「知らないうちに袋があり、片付けようとしたら人骨だった」「入り口が塞がれていて、中に骨が入っているのを見た瞬間、『骨だ!』と思いました」と証言しています。

人骨発見現場となった神奈川県愛川町の資材置き場に置かれた廃車と周辺の様子人骨発見現場となった神奈川県愛川町の資材置き場に置かれた廃車と周辺の様子

神奈川県警は、何者かが別の場所から土中にあった骨を掘り起こし、麻袋に入れて現場に投棄した可能性が高いとみて捜査を進めています。28日に行われた司法解剖の結果、骨には現代のものではない治療痕が見つかりました。死後50年以上が経過しているため、身元の特定は非常に困難を極めています。また、骨には目立った外傷はないと報じられています。

まとめ

神奈川県愛川町で発覚した資材置き場での複数人骨発見事件は、地元住民に不安を与え、事件の背景にある不法投棄や外国籍企業が関わる資材置き場管理の問題を浮き彫りにしました。発見された人骨は死後50年以上とされ、身元特定は難航していますが、警察は引き続き慎重な捜査を進め、事件の全容解明を目指しています。この未解決の謎が、今後の地域の安全と秩序にどのような影響を与えるか、注目が集まります。

参考文献