今夏開催された「SUMMER SONIC 2025」(サマソニ)では、STARTO ENTERTAINMENT所属の人気グループ、Aぇ! groupとSixTONESがそれぞれ出演し、大きな注目を集めました。しかし、この音楽フェスでの両グループのステージパフォーマンスと、それに対するファンの反応は対照的な結果となり、今後の活動に影響を与える可能性が指摘されています。本記事では、この音楽フェスでの彼らの動向を詳細に分析します。
『サマソニ』初出演で存在感を発揮したAぇ! group
8月17日、Aぇ! groupはCDデビュー後初となる音楽フェス「SUMMER SONIC 2025」大阪公演に出演し、万博記念公園のメインステージ「AIR STAGE」でトップバッターを務めました。彼らのステージは、バンド演奏から始まり、途中からはダイナミックなダンスパフォーマンスも披露されるという、見事な構成でした。Aぇ! groupは、楽器演奏もダンスもできるアイドルとしての高いパフォーマンス能力と豊かな二面性を存分に見せつけました。関西ジュニアでの長い下積み時代を経て、2024年5月に念願のCDデビューを果たした彼ら。この日の「サマソニ」には、Aぇ! groupの熱心なファンが多く駆けつけていたのはもちろんのこと、普段あまりジャニーズ系のアイドルに触れる機会のない一般の音楽ファンたちも、その鮮烈なステージを熱心に見守り、高い関心を示しました。
音楽ファンを魅了したパフォーマンスとSNSでの絶賛
Aぇ! groupのステージ後、SNS上には、一般客とみられるユーザーから彼らのパフォーマンスを高く評価する声が多数投稿されました。「Aぇ! group、バンドセットでの演奏がめちゃくちゃ上手くて、思わずビールを掲げちゃうほどだった! 演奏もしてダンスもして、あの歌唱力はほんま凄かった」といった具体的な感想や、「好感度の高いステージ。全力なグループはいいね」といった肯定的な意見が相次ぎました。特に、メインボーカルの末澤誠也(31)の歌唱力は大きな話題となり、「アイドルってあんなにシャウトをぶちかます?」「金髪の人、声が高すぎ! 次にライブがあったら行きたい!」と、その表現力と声域の広さに驚きと絶賛の声が上がりました。
迅速なYouTubeダイジェスト公開で新規ファン獲得に成功
さらに、8月17日にはAぇ! groupのYouTubeチャンネルにて、「サマソニ」で披露したセットリストのダイジェスト映像「Aぇ! group – SUMMER SONIC 2025 OSAKA Setlist Digest」が迅速に公開されました。この動画のコメント欄には、「サマソニから来ました。男ですけど本気で惚れました」「ファンクラブに入りました」など、もともとファンではなかったとみられる視聴者からの熱烈なコメントが多数寄せられています。グループのファンからも、「サマソニの熱が冷めないタイミングで、音楽ファンにも“布教”しやすいダイジェスト動画をアップした運営サイドに対し、『仕事が早い!』『運営が優秀すぎる』」と、その優秀なプロモーション戦略を称賛する声が上がりました。
SixTONES松村北斗の「ファンサービス」が引き起こした波紋
一方で、同じくSTARTO ENTERTAINMENT所属の人気グループSixTONESは、8月16日に「サマソニ」千葉公演の「MARINE STAGE」(ZOZOマリンスタジアム)に登場しました。しかし、こちらではメンバーの松村北斗(30)のファンサービスを巡って、既存のSixTONESファンから落胆の声が上がるという事態に発展しました。フェスという興奮冷めやらぬ状況にあったからか、松村は客席へ降りたり、観客に向けてタオルを投げたり、自分が飲んでいたペットボトルの水をまくなど、普段のライブやコンサートでは滅多に見られないような大胆な行動に出たといいます。
音楽フェス「SUMMER SONIC 2025」で迫力あるステージを披露するSixTONESのメンバーたち
既存ファンが抱いた複雑な心情:「いつもの彼と違う」の声
この松村の大胆な行動に対し、SixTONESの熱心なファンからは、SNS上でショックや悲しみを訴える声が多数投稿されました。「テンションが上がって楽しそうな松村北斗は、普段のライブで見たことない。そんな姿を外部のフェスで見せているのが寂しいし、悲しい」「いつもの北斗じゃありえない行動。ライブだとファンサービスしてくれないのに、フェスではやるんだね」「SixTONESのライブだと適当に手を振ってるだけなのに……」「北斗くん、変わっちゃったね。最近のツアーなんてお手振りくらいなのに、客降りして、飲んでた水もタオルも投げちゃうんだ」といった具体的なコメントが多く見られました。長年応援してきたファンにとって、普段見慣れない特別な姿が、自分たちのコンサートではなく、外部のイベントで披露されたことへの複雑な感情が浮き彫りになった形です。
まとめ
今回の「SUMMER SONIC 2025」出演は、Aぇ! groupにとっては、幅広い層の音楽ファンにその実力を示し、新たな支持者層を獲得し高評価を得る絶好の機会となりました。一方、SixTONESの松村北斗が見せたファンサービスは、既存のSixTONESファンに期待と同時に複雑な感情を残す結果となりました。STARTO ENTERTAINMENTを代表する両グループが、この対照的な経験を今後の活動にどのように活かしていくのか、そしてその動向がどのようにファンの心情やグループのイメージに影響を与えるのか、引き続き注目が集まります。
参考文献
- FRIDAYデジタル
- Yahoo!ニュース