【08月31日 KOREA WAVE】「マッコリ1杯1500ウォン(約160円)、注文すればチヂミ1枚無料」という破格の値段と誠実な接客で話題の韓国・仁川市九月洞(インチョンシ・クウォルドン)の小さなチヂミ店が、隣店の営業妨害に苦しんでいる。
今年3月に首都圏のグルメ情報を紹介する登録者数10万人以上のユーチューバーがこの店を動画で紹介。再生回数520万回を超える大ヒットとなり、「名店」との情報が広まった。
しかし、その直後から向かいと隣にある店舗(実質的に同一経営)が妨害行為を始めた。商品などを高く積み上げてチヂミ店の外観を遮ったかと思うと、ショーケースを隠すように木製の合板を設置。ついにはチヂミ店でもないのに、チヂミを焼いて販売し始めたという。
店主は「うちの店が繁盛したから嫉妬しているとしか思えない」と話し、店頭に「これは隣の店が当店の商品を隠すために設置した合板で、明らかな営業妨害行為だ」とする貼り紙を掲出した。
ユーチューバーは動画で「安くておいしい。皆さん、迷惑にならない範囲でたくさん訪れてほしい」と呼びかけ、「本当は隣の店の名前も公開したかったが、さらに被害が及ぶかもしれないと思って控えた。ぜひこの店を応援してほしい」と強調した。
ネットユーザーからは「商売上手な店をねたむのではなく、自分の店の料理を磨け」「合板で隠しても繁盛する店は繁盛する」といった声が多数寄せられている。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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