【ハンケ(イラク)AFP時事】干ばつに見舞われているイラクで、国内最大のダムの水位が低下したことにより、考古学者らが古代の墓40基を発見した。
調査責任者が30日、発表した。2300年以上前のものとみられ、ヘレニズム時代にさかのぼると考えられる。
墓はイラク北部ドホーク州ハンケにあるダム湖のほとりで発掘された。5年連続で干ばつがイラクを襲ったことで、近年考古学者らが同じ地域で数千年前の遺跡を発見している。
調査を指揮するベカス・ブレフカニ氏は「干ばつは農業や電力など多くの面で重大な影響を与えているが、われわれ考古学者にとっては発掘作業ができる機会だ」と話した。