元大阪府知事、大阪市長の橋下徹氏が30日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演し、学歴詐称疑惑が続く田久保真紀伊東市長について、持論を述べた。
【写真】証人尋問でものらりくらり いつも詳細はけむに巻く伊東市長
番組では、来週月曜日に伊東市長の不信任決議案が提出され可決される見通しであることを伝え、可決されたらどういう流れになるのかをまとめた。田久保氏は10日以内に議会を解散させるのか、あるいは市長失職を選ぶのかを決断しなければならないと二通りがある。
(1)議会を解散させる→40日以内に市議選→新議会で不信任案再可決→市長失職
(2) 市長失職→50日以内に市長選
橋下氏は「兵庫県知事選のときにメディアがしっかり言わなかったのは、本来、法律は議会解散が原則なんです。不信任を出した議会を解散させて信を問う。自分の選挙じゃなくて議会の構成を入れ替える。過半数を自分の味方に変えたのなら市長は継続」と述べ、(1)が原則であると語った。しかし、兵庫県の斎藤知事は(2)をとった。橋下氏は「というのは、議会を解散して半分入れ替えるのはほとんど不可能です。候補者をそれだけそろえないといけない」と指摘。斎藤知事はその点をよく分かっていることから(2)をとったという。
橋下氏は「失職するなら次は本人は出ないというのが法律の建前なんです。本来の法の考え方なんです。しかし、斎藤さんは自分が出た。このやり方をやると、田久保さんは名前が通ってるから、いい候補者がこないと田久保さんが勝つかもわからない」と田久保氏が再び市長に選ばれるのではと指摘。橋下氏は「市長を継続したいなら例外である方法をとる可能性が高い」と述べた。