東大准教授で哲学博士の斎藤幸平氏(38)が31日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。自民党で“石破おろし”の声が盛んだが、現状では石破首相の粘り勝ちと評した。
斎藤氏は「石破総理の勝利」と定義付けて、爆笑問題田中裕二から「これはどういうことでしょう」と問われて「粘り勝ち、って言った方が正確。だんだん支持率も上がってきているし、国民の目線からすると、いつまでたっても自民党は内部の権力争いばっかりやっている。もっと大事な問題、米国のトランプ関税の問題とかあるのに、こんなときにこんなゴタゴタやっていてもしょうがないんじゃないか、っていう風な印象が高まっていると思うので、前倒し(総裁選)も国民の支持率などを見て、集まらないんじゃないかという気もしてる」と持論を述べた。
さらに「他方で、これ石破さん乗り切ったとしても、もう何をしたいのか、権力の座にすわり続けて、どういうことをしたいのか、たとえば80年の戦後のメッセージも出さないみたいですし、何が石破さんを総理の座にしがみ続けさせるのか」と首相のポジションに固執する石破氏の心持ちを測りかねていた。