BTSジョングク、度重なる自宅侵入に激怒「二度と入ってくるな」と強硬警告

世界的な人気を誇る韓国のボーイズグループBTS(防弾少年団)のメンバー、JUNG KOOK(ジョングク)が、相次ぐ自宅侵入事件に対し、自身の誕生日ライブ配信中に激しい怒りと警告をあらわにしました。プライベート空間への度を越した侵害が繰り返され、彼が感じている恐怖と失望感が浮き彫りになっています。

誕生日のライブ配信で明かされた恐怖

9月1日、誕生日を迎えたJUNG KOOKはファンとの交流のためライブ配信を実施しました。この配信中に彼は「今日も有酸素運動を何回かした。今は力がない」と近況を語りつつ、最近自宅で体験した衝撃的な出来事に言及しました。彼は「竜山(ヨンサン)に、階段が僕の写真でラッピングされているものがあるのを見た。そこでライブしようかとも思ったけど、ちょっと怖くなって家ですることにした」と話し、その「怖さ」の背景に再び発生した自宅侵入事件があることを明らかにしました。

JUNG KOOKは、8月30日に自身の自宅に侵入し、警察に逮捕された40代女性の事件について具体的に言及。「僕が家で(その人のことを)防犯カメラで一部始終見ていた。警察の方が来る音がしたら、その人が地下駐車場に勢いよく走っていってドアを開けたんだ。結局ドアを開けたらドアの前に警察がいたんだ。僕はずっと見守っていた」と、当時の状況を克明に語りました。侵入者が「友達」と主張したことに対し、「本人は僕と友達なんだって…はぁ…。ARMY(BTSのファンダム)たちはみんな家族であり友達でもあるけれど、残念だなと思った。応援してくれるのは本当にありがたい。でも、これは一体何なの」と、心からの失望感を吐露し、私生活侵害への強い不快感を表明しました。

繰り返される不法侵入と法的措置の警告

JUNG KOOKの自宅への侵入事件はこれが初めてではありません。8月30日午後11時20分、セキュリティ要員が地下駐車場に入っていく不審車両と、それに続いて侵入した40代女性Aさんを発見し、警察に通報。Aさんは逮捕時「友達の家だから入った」と説明したとされています。この事件に先立ち、今年6月には中国人女性がJUNG KOOKの自宅を訪れ、玄関で暗証番号を繰り返し押す容疑で現行犯逮捕されており、ソウル竜山警察署は住居侵入未遂の容疑で書類送検しています。

BTSジョングクがライブ配信で自宅侵入事件について語る様子BTSジョングクがライブ配信で自宅侵入事件について語る様子

繰り返される深刻な事態に対し、JUNG KOOKは侵入者へ向け、かつてないほど強い口調で警告を発しました。「来たら僕が閉じ込める。証拠もすべて確保されて連れて行かれることになる。全部記録されるから。うちの駐車場に間違って足を踏み入れたら出られない。僕が開けてあげない限り閉じ込められる。防犯カメラだってある。警察署に行きたくなければ絶対に入ってこないで」と、法的措置を辞さない覚悟と、自身のプライバシーを守る固い決意を示しました。

このようなアーティストの私生活への度を越した侵害は、単なるストーカー行為では済まされない、深刻な犯罪行為です。ファンとアーティストの間には適切な境界線が存在し、それを踏み越える行為は決して許されるべきではありません。JUNG KOOKからの明確な警告は、今後同様の行為を考えている者への最終通告と言えるでしょう。

参考文献