9月2日、女優の宮﨑あおいが、10月期のテレビ朝日系ドラマ『ちょっとだけエスパー』に出演することが発表され、大きな注目を集めている。表舞台での露出が再び増加し、私生活でも順風満帆な宮﨑に対し、元夫である俳優の高岡蒼佑は対照的な道を歩んでいるようだ。二人の間に「明暗」が分かれつつある現状を追う。
宮﨑あおい、13年ぶり民放連ドラ復帰と多忙な私生活
宮﨑あおいが出演するドラマ『ちょっとだけエスパー』は、会社をクビになったサラリーマンの主人公が、ひょんなことからエスパーとなり世界を救う物語だ。主人公・大泉洋と夫婦生活を送る謎の女性役を宮﨑が演じる。宮﨑が民放の連続ドラマに出演するのは実に13年ぶりとなるため、SNSでは放送前から期待の声が高まっている。
私生活においても、宮﨑は幸せな日々を送っている。2017年に元「V6」の岡田准一と再婚し、2018年には長男を出産。さらに、2025年8月に報じられた「女性セブンプラス」の記事によれば、すでに4人の子どもに恵まれているという。4児の母となっても、その女優としての活躍は途切れることがない。10月10日公開予定の映画『秒速5センチメートル』に出演するほか、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演も決定済みだ。また、9月2日からはマクドナルドの人気商品『月見バーガー』のテレビCMにも登場しており、宮﨑の姿を目にする機会はますます増えるだろう。
民放ドラマに13年ぶりに出演する女優・宮﨑あおい
岡田准一との結婚7年目を迎え、公私ともに順調そのものの宮﨑あおい。その輝かしいキャリアと家庭生活とは対照的に、元夫である俳優の高岡蒼佑の道のりは厳しいものとなっている。
元夫・高岡蒼佑の「不穏な離婚」と芸能活動の変遷
高岡蒼佑は2007年に宮﨑あおいと結婚するも、2011年に離婚している。この離婚に関しては、当時から不穏な疑惑が囁かれていた。「週刊文春」が2011年に、宮﨑が現在の夫である岡田准一と不倫関係にあったと報じたのだ。公には離婚理由は明かされなかったものの、この不倫騒動が夫婦関係に亀裂を生じさせたとの見方が多かった。さらに、宮﨑が2017年に再婚を発表した後、高岡は自身のX(旧Twitter)で「旦那が海外に行っている最中に人妻に手を出す不倫男もいる。闇。これが芸能界」と意味深な投稿をし、大きな波紋を呼んだのは記憶に新しい。
高岡は2007年の映画『クローズZERO』や2008年のドラマ『ROOKIES』(TBS系)といった話題作に出演し、一躍脚光を浴びた。しかし、2010年代に入ると、SNSでの発言が物議を醸すことが多くなり、テレビでの露出が減少する時期もあった。近年、俳優業においては一部変化も見られる。2020年1月に放送されたドラマ『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』(TBS系)に出演し、再び注目を集めたものの、高岡は同年8月に自身のInstagramで俳優業の引退を宣言している。その後、2024年には映画『CONNECT 覇者への道』で主演を務めたものの、そのイベントでは俳優業への本格的な復帰を否定しており、以降も目立ったテレビ出演はない状況だ。
プライベートでのさらなる苦難と高岡蒼佑の現在
高岡蒼佑は2023年8月26日、自身のInstagramに腕にびっしりとタトゥーが入った写真を投稿し、再び世間の注目を集めた。宮﨑あおいが新たな家庭を築き、仕事に邁進する一方で、高岡はプライベートでも人知れぬ苦難を経験していたようだ。高岡は2018年のInstagram投稿で、一般女性と再婚し2児の父になったことを公表していた。しかし、「FRIDAY」が2023年に報じたところによると、高岡は2度目の離婚をしていたという。同誌の取材に対し、高岡は生活スタイルの不一致を理由に2021年頃に離婚したと明かしている。宮﨑の不倫疑惑が取り沙汰された際には、高岡を心配する声も多く聞かれたが、現在ではかつてのパートナーとは公私ともに「明暗」がはっきりと分かれつつある状況と言えるだろう。
腕にびっしりとタトゥーが入った姿を公開した高岡蒼佑
2025年で43歳を迎える高岡蒼佑は、今後どのような道を歩んでいくのだろうか。女優として、また4児の母として輝き続ける宮﨑あおいとの対比は、芸能界の厳しさと人生の複雑さを物語っている。