日本の南に位置する熱帯低気圧は、まもなく台風15号へと発達し、明日9月4日(木)から5日(金)にかけて、西日本から東日本を横断する恐れがあります。特に東海地方では、雷を伴う激しい雨や非常に激しい雨が予想されており、気象庁は警報級の大雨となる可能性が高いとして、最大限の警戒を呼びかけています。最新の気象情報に注意し、早めの対策が求められます。
熱帯低気圧の進路予測図、日本列島と東海地方への接近を示す
熱帯低気圧が台風15号へ変化、その詳細な進路予測
現在、日本の南東海上に存在する熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風へと発達する見込みです。この新たな台風は「台風15号」となるでしょう。本日は沖縄の南東海上を北上し、明日9月4日(木)には九州地方に接近する可能性が高いです。その後、9月5日(金)にかけては、勢力を保ちながら西日本から東日本へと進み、日本列島を横断する恐れがあります。
9月6日(土)の朝には、日本の東の海上へと遠ざかる予報ですが、予報円の中心を通る場合、東海地方への最接近は9月5日(金)の昼前から夜のはじめ頃と予想されています。このため、広範囲での気象への影響、特に東海地方における大雨への厳重な警戒が必要です。
台風15号に発達した熱帯低気圧の詳細な予報円と進路図、九州から東日本への移動
東海地方における雨の現状と今後の見通し
本日9月3日15時現在、日本の南海上には熱帯低気圧と、それに伴う暖かく湿った空気が広範囲にわたる厚い雲を形成しています。この大きく連なる雲域は、熱帯低気圧が台風に変わり、日本列島へ北上するのに伴い、今後、徐々に陸地にかかる見込みです。
発達した台風自体は、さほど大きな勢力とならないとの予想ですが、台風の周辺から熱帯由来の非常に暖かく湿った空気が大量に流れ込むでしょう。このため、明日9月4日から9月5日(金)にかけては、大気の状態が非常に不安定となり、東海地方でも活発な雨雲が断続的に発生し、大雨となる可能性が高いとされています。
日本の南に広がる熱帯低気圧と湿った空気に伴う広範囲の雲域、東海地方への接近を示唆
9月4日(木)から5日(金)にかけて広範囲で警報級の大雨に警戒
今夜9月3日については、雨の降る範囲は限定的ですが、局地的に強い雨が降る可能性があるため、引き続き注意が必要です。
明日9月4日(木)は、東海地方は朝から厚い雲に覆われ、一日を通して雨が降りやすいでしょう。特に夕方から夜にかけては、雨脚が広範囲で強まる見込みです。そして、9月5日(金)は、台風本体の活発な雨雲が東海地方にかかり、この時期の雨のピークとなる恐れがあります。雷を伴う激しい雨や、一部では非常に激しい雨が長時間続く可能性があり、最新の気象情報に厳重な警戒をしてください。
東海地方における9月4日から5日にかけての雨量予測図、警報級の大雨を警告
予想降水量と警戒すべき災害
台風が接近する前日の9月4日(木)から、東海地方の一部では24時間で100ミリを超える大雨が予想されています。さらに9月5日(金)には、東海地方の広い範囲で警報級の大雨となる可能性が高く、総降水量が著しく増加する恐れがあります。
この大雨により、土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水、氾濫などの災害が発生する危険性が非常に高まっています。また、落雷や突風、ひょう、さらには竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。これらの災害から身を守るため、本日9月3日中に、ご自宅周辺の点検やハザードマップの確認、避難経路の確認など、大雨への備えを必ず済ませておくようにしてください。
東海地方を含む24時間予想降水量マップ、100ミリ以上の大雨が予測される地域
この情報は、日本気象協会による最新の予測に基づいています。急な天候の変化や災害の発生に備え、テレビやラジオ、インターネットで提供される最新の気象情報に常に耳を傾け、命を守るための適切な行動をとることが極めて重要です。
参考文献
- 日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ