毎年恒例の大型チャリティー特番『24時間テレビ48 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が8月30日と31日に放送され、SUPEREIGHT・横山裕(44)による105kmチャリティーマラソン完走には称賛の声が殺到しました。さらに、放送時間内での寄付金額が番組史上最高額となる7億40万8600円を記録し、大きな話題を呼んでいます。しかし、番組の成功の影で、総合司会を務めたくりぃむしちゅー・上田晋也さん(55)に対しては、一部視聴者から「態度がキツい」といった批判的な意見が寄せられています。
『24時間テレビ』で総合司会を務めるくりぃむしちゅー上田晋也、水卜麻美アナ、羽鳥慎一。上田晋也への「態度がキツい」という批判が寄せられている
番組平均世帯視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と昨年を下回ったものの、横山さんのゴール瞬間は世帯19.5%という高視聴率をマークし、視聴者の注目度の高さを示しました。一方で、上田さんの司会進行における特定の場面が、視聴者の間で波紋を広げたようです。
氷川きよしへの「リハだから」発言、水卜アナがフォロー
30日の放送中、上田さんは「走り出した横山くんを国技館から歌で応援しましょう」と呼びかけ、歌手の氷川きよしさん(47)が大人気曲『限界突破×サバイバー』を歌唱しました。曲の間奏では、氷川さんが「横山さん、頑張ってー!」と熱いエールを送り、会場には大きな拍手と歓声が響き渡りました。
しかし、歌唱後、上田さんは氷川さんに向かって「氷川さん、今のリハだから」とポツリ。これに氷川さんが茫然とした表情を浮かべると、隣にいた水卜麻美アナウンサー(38)が慌てて「嘘ですよ! 嘘ですからね。本番です」とフォローに入りました。上田さんは氷川さんを指さして爆笑していましたが、水卜アナが「上田さん、変なこと言わないでくださいよ」と苦言を呈する一幕がありました。このやり取りに対し、一部視聴者からは「チャリティー番組でこれは不適切」との声も聞かれました。
宮川大輔への“過度なイジり”が視聴者の不満に
同日放送された企画「みんなで挑戦! パラアスリート スゴ技チャレンジ」でも、上田さんのMCに厳しい意見が寄せられました。この企画では、バドミントンのラリーでギネス世界記録129人を超えることを目指し、パラリンピックメダリストの里見紗李奈選手や山崎悠麻選手、企画発案者のお笑いタレント・宮川大輔さん(52)らが参加しました。
宮川さんがラリーに失敗した際、上田さんは「あんたが“チャレンジ”って言って、あんたが失敗するって、みなさんどう思います?」「大輔さん、今、国技館、いや日本列島が引いております」と、やや大げさに宮川さんをイジり、会場の笑いを誘いました。しかし、この一連のやり取りに対し、SNSのX(旧Twitter)では以下のような批判的な意見が多数投稿されました。
- 《上田は今回の24時間テレビで評価駄々下がりだな。宮川大輔へのイジリも興醒めだったし》
- 《上田さん申し訳ないがうるさかった。出演者に対して態度があからさまに違うから見ていて不快だったし、口調キツくて悪いんだよ》
- 《見ていてシンドくなる》
制作サイドからの「上田さんしかいない」要請
ワイドショー関係者によると、上田さんは昨年に引き続き2年連続で『24時間テレビ』の総合司会を務めていますが、昨年も同様に「キツすぎる」といった批判があったといいます。こうした状況から、チャリティー番組の司会者としての資質が問われている感は否めません。
しかし、制作会社の関係者は、上田さん自身が総合司会を志願しているわけではなく、日本テレビサイドから「上田さんしかいません」と強く要請され、2年連続で務めることになったと明かしています。特に昨年の番組は、未曾有の大逆風の中で放送に至った経緯もあり、制作側としては経験豊富な上田さんの力量に頼らざるを得なかったのかもしれません。
まとめ
『24時間テレビ48』は、横山裕さんのマラソン完走と過去最高の寄付金額という大きな成功を収めました。その一方で、総合司会を務めた上田晋也さんの「キツい」と評される司会スタイルが、一部視聴者からの批判を招く結果となりました。番組制作の背景には、上田さんへの日テレ側の強い期待と要請があることが明らかになりましたが、チャリティー番組という性質上、司会者の言動が視聴者に与える影響は大きく、そのバランスの難しさが改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。