俳優・清水尋也容疑者、大麻所持で逮捕 所属事務所社長・松田美由紀の「息子同然」の悲痛

9月3日、俳優の清水尋也容疑者(26)が麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。捜査関係者によると、同日午前4時過ぎに清水容疑者の自宅が家宅捜索され、テーブルの上から乾燥大麻のような植物片や巻紙が見つかったとのことです。清水容疑者は「大麻を持っていたことは間違いありません」と容疑を認め、現在も警察で取り調べを受けています。この突然の逮捕を受け、彼の所属事務所「オフィス作」は困惑と深い懸念を表明しています。

「オフィス作」の声明と松田美由紀社長の憔悴

清水尋也容疑者の逮捕を受けて、所属事務所「オフィス作」は公式にコメントを発表しました。《弊社も今回の件を今朝のニュース速報で初めて知り、大変困惑しております。今現在の清水尋也の状況につきましては、警察で取り調べを受けている最中と認識しておりまして、弊社では報道以上の情報を把握できておりません。これより弁護士を通して事実確認を進めてまいります。状況がわかりましたら関係者の皆様へ即急にご報告させて頂きます。ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます》と、事態の把握に努めている現状を伝え、関係者への謝罪を述べました。

オフィス作
麻薬取締法違反の疑いで逮捕された俳優の清水尋也容疑者麻薬取締法違反の疑いで逮捕された俳優の清水尋也容疑者

「オフィス作」は、女優の松田美由紀さん(63)が社長を務める芸能事務所です。故・松田優作さん(享年40歳)の没後10年を機に1999年に設立され、松田優作さんと美由紀さんの息子である松田龍平さん(42)と松田翔太さん(39)も所属しています。清水容疑者は元々別の芸能事務所にいましたが、2017年に「オフィス作」へ移籍しました。映像関係者の話では、「龍平さんや翔太さんはすでに芸能界で確固たる地位を築いているため、出演作を厳選することもありますが、清水さんは若手としてコンスタントに仕事が入っており、事務所内で存在感を増していました。『事務所の稼ぎ頭』とまではいかなくとも、彼の今後の活躍が期待されていた矢先の出来事です」と語られています。今回の逮捕を受け、松田社長は「憔悴している」と伝えられています。

松田美由紀が抱いた「息子同然」の思いと体調への懸念

ある芸能関係者は、松田美由紀社長と清水容疑者の間には、単なる事務所の社長と所属俳優以上の深い絆があったと証言しています。「清水さんは5年前に母親を亡くしており、松田さんは彼のことをまるで自分の息子のように気にかけ、親身になっていました。清水さんの出演作品の打ち上げには、松田社長が必ずと言っていいほど顔を出し、関係者への挨拶を欠かさないほどでした」と明かしました。大切な家族を失う悲しみを自身も経験している松田社長だからこそ、清水容疑者に深い愛情を注いでいたのかもしれません。

松田社長は自身のインスタグラムで、8月24日に「熱中症だったのかメニエール病だかわからないけど、この夏ぶっ倒れましたが、元気です」と体調不良を報告したばかりでした。本調子ではない状態での「息子同然」のタレントの「裏切り」は、彼女の心身に計り知れない衝撃を与えていると懸念されています。

今回の清水尋也容疑者の逮捕は、所属事務所「オフィス作」にとってだけでなく、彼を「息子同然」に案じていた松田美由紀社長にとっても、計り知れない悲しみと困難をもたらしています。事件の全容解明と今後の動向が注目されます。