世界を舞台に活躍する男性アスリートを支える妻たちには、特有の計り知れない苦労が伴います。華やかなイメージの裏で、円満な関係を築く夫婦もいれば、やむなく離婚に至るケースも少なくありません。放送作家でコラムニストの山田美保子氏は、アスリート夫婦の「明暗」について深く考察しています。
加藤ローサ、電撃離婚発表の背景にある「夫の無関心」
女優の加藤ローサさん(40才)が、日本テレビ系『おしゃれクリップ』で元サッカー日本代表・松井大輔さん(44才)との離婚を電撃的に発表し、その告白から2週間以上が経過した現在も、彼女への支持の声は止みません。番組内での「今は籍を抜いていて」「今年とかじゃなくて、ちょっと前」という突然の言葉よりも、VTR出演した松井さんに対するローサさんの冷ややかな表情や、「微妙」という諦めにも似た一言が視聴者に強い印象を与えました。まるで熟年夫婦の「卒婚」を見ているかのようでした。
8月に離婚を発表し、アスリートの妻としての苦悩を語る加藤ローサと元サッカー日本代表の松井大輔
ローサさんのInstagramからはすでに松井さんの写真やエピソードが削除されており、多くのフォロワーがその変化に気づいていたにもかかわらず、夫である松井さんだけは妻の気持ちの変化やSOSに気づいていなかったようです。この「夫の無関心」に対する諦めが、彼女を支持する声が日ごとに高まる背景にあると見られています。アスリートが第一線で活躍できる時期は限られており、その傍らで長きにわたり支える妻たちの苦労は、想像を絶するものがあるでしょう。
海外で支える妻たちの現実:前田早穂さんの帰国と世間の動揺
こうした状況の中、アスリートフードマイスターや食生活アドバイザーの資格を持ち、夫である前田健太投手(37才)の食事管理や栄養サポートで知られる前田早穂さん(40才)が、今年3月にお子さんと共にアメリカから帰国することを公表した際には、世間に大きな動揺が走りました。最新の情報では、前田健太投手も日本球界復帰の意向を明らかにしていますが、今後の夫婦関係の行方が注目されます。異国の地で家族の生活と夫のキャリアを支え続ける妻たちの負担は、はかりしれません。
ドジャーズ時代の地区優勝を喜ぶ前田健太選手と、その隣で支える妻・早穂夫人
金メダリストの不倫報道が示す「アスリート夫婦」の危機
さらに、人気アスリートはイケメンが多く、常に周囲から注目を集め、誘惑も少なくありません。過去には柔道金メダリストの井上康生さん(47才)や、近年では水泳金メダリストの北島康介さん(42才)に不倫報道があり、妻である東原亜希さん(42才)や千紗さん(39才、元girl next door)がその度に世間の注目を浴び、多大な苦労をされたと推測されます。報道直後には、千紗さんの元グループファンからも心配の声が多数上がっていました。これらの事例は、アスリート夫婦が直面する特有の危機と、その陰で妻たちが耐え忍ぶ心の葛藤を浮き彫りにしています。
アスリートの妻たちは、夫の輝かしい功績の裏で、自身のキャリアやプライベートを犠牲にし、時に孤独な闘いを強いられることがあります。彼らの成功が大きければ大きいほど、そのパートナーにかかるプレッシャーや責任も増大し、夫婦関係の維持には並々ならぬ努力と理解が求められるのです。