都内の高級住宅街に佇む広大な邸宅のガレージから、真紅の高級輸入車が姿を現した。ハンドルを握っていたのは、シンガー・ソングライター長渕剛（67）の妻、志穂美悦子（69）氏である。2007年に総工費約10億円をかけて建設されたというこの大豪邸には、プライベートスタジオやトレーニングジムも完備されているが、実は長渕氏は約2年近く前からこの自宅にほとんど帰っていないという。芸能界に衝撃を与えている長渕剛氏の“不倫疑惑”と、それに伴う志穂美悦子氏の波乱に満ちた結婚生活の実態に迫る。
長渕剛の不倫報道直後、本誌の取材に応じる志穂美悦子氏。赤い高級車を運転する姿が捉えられた。
長渕剛、2年間の別居と“不倫疑惑”の全貌
8月28日、「週刊文春」と「女性セブン」が長渕剛氏の“不倫疑惑”を報じ、世間の注目を集めた。報道によると、長渕氏は一昨年末に自宅を出て以来、志穂美悦子氏とは別居状態にあるとされている。記事では、長渕氏が現在、個人事務所「オフィスレン」の社員である20代半ばの女性・Aさんと親密な関係にあると伝えられた。これに対し、長渕氏本人は「文春」の取材に対し、Aさんとの不倫関係を否定している。会社登記を確認すると、志穂美氏は昨年4月に長渕氏の個人事務所「オフィスレン」の取締役を辞任しており、夫妻の関係に変化があったことを示唆している。
志穂美悦子の芸能界引退と結婚生活の始まり
志穂美悦子氏は、故・千葉真一氏（享年82）が創設したジャパン・アクション・クラブ（JAC）初の女優として、1973年に鮮烈なデビューを飾った。その後、1986年放送のドラマ『親子ゲーム』（TBS系）で長渕剛氏と恋人役を演じたことがきっかけで交際に発展。二人が共演した映画『男はつらいよ 幸福の青い鳥』が公開された翌年に結婚した。
結婚を機に志穂美氏は芸能界を引退する決断を下した。当初は引退するつもりは全くなかったものの、長渕氏から「1つの家庭に2つの光はいらない」と告げられ、引退を促されたという。芸能プロ関係者によると、志穂美氏は仕事への心残りを抱えていたが、1988年に長女を出産したことで、その未練を断ち切ることができたと語っている。
2007年、夫婦として共に歩む長渕剛と志穂美悦子。結婚生活の歴史を象徴する一枚。
度重なる浮気騒動と志穂美悦子の苦悩
しかし、その後の志穂美悦子氏の結婚生活は、決して平穏なものではなかった。結婚後、長渕氏は数々の芸能人やタレントと浮名を流し続け、その度に週刊誌を賑わせた。それでも志穂美氏は、「出会いや刺激は必要」だと語り、不倫騒動のたびに長渕氏の立場を擁護してきたという。私生活においても長渕氏の意見に従い、厳しい言葉を投げかけられた時も耐え忍び続けたと、前出の芸能プロ関係者は明かす。
志穂美氏自身も、昨年のあるインタビューで「心がズタズタにされたことは、一度や二度じゃない（笑）」と語っており、長渕氏との結婚生活において少なくない苦悩と不満を抱えてきたことがうかがえる。今回の別居報道と不倫疑惑は、長年の波乱に満ちた夫婦関係の新たな局面を示しているのかもしれない。
結論
長渕剛氏の約2年間にわたる別居報道と、それに続く不倫疑惑は、長年の献身的な妻である志穂美悦子氏の苦悩に改めて光を当てています。過去の度重なる浮気騒動にもかかわらず夫を支え続けた志穂美氏が、個人事務所の役職を辞任し、現在別居状態にあるという事実は、二人の関係が転換期を迎えていることを示唆しています。著名人夫婦の複雑な関係性と、その裏に隠された個人的な葛藤は、多くの人々の関心を集め続けています。
