今週は、日本列島全体で35℃以上の猛暑日が徐々に減少する見込みですが、平年を上回る厳しい残暑は続くでしょう。引き続き熱中症への厳重な警戒が必要です。また、秋雨前線の影響で雨が降りやすい一週間となり、特に9月10日(水)から11日(木)にかけては、日本海側を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。最新の気象情報に注意し、備えを怠らないようにしてください。
週間天気予報(9月8日~14日):秋雨前線の影響と大雨への注意
今年の夏は観測史上最も暑い夏となり、9月に入って一時的に涼しい日があったものの、記録的な残暑が続いています。このような状況の中、いつまで猛暑が続くのか、そして今後の天気について詳しく見ていきましょう。
週明けの8日(月)は、前線が東北から九州付近にゆっくりと南下します。東北、北陸、中国、九州北部では雨が降りやすく、関東でも午後に雨が降る可能性があります。翌9日(火)は、秋雨前線が日本列島に停滞するものの、活動は比較的弱い見通しです。関東や九州北部など一部で雨が降る地域はありますが、範囲は限定的でしょう。
今週の日本列島天気図と気温予想:残暑と秋雨前線の影響
特に警戒が必要なのは10日(水)から11日(木)にかけてです。この期間、前線の活動が徐々に活発化し、西日本から東日本にかけて雨の範囲が拡大します。九州から東北の広い範囲で傘の出番となり、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、日本海側を中心に発達した雨雲や雷雲が発生する予想です。局地的に警報級の大雨となる可能性もあるため、河川の増水や土砂災害、低地の浸水には厳重な警戒が必要です。
12日(金)には天気が回復し、晴れる地域が多くなるでしょう。しかし、週末の13日(土)から14日(日)にかけては天気の変化が早く、日本海から新たな低気圧や前線が北日本に接近する見込みです。北海道や東北の日本海側では雨が降り、雨脚が強まる恐れもあります。東北の太平洋側から九州、沖縄にかけては晴れる所が多いものの、湿った空気の影響で一時的な雨や雷雨に注意が必要です。この期間に3連休となる方もいるかと思いますが、天気の急変には十分ご注意ください。
9月8日から14日の週間天気予報:日本海側の大雨と東日本の晴れ
各地の気温見通し:35℃超えは減少傾向も地域差大きく
9月8日(月)から14日(日)までの最高気温は、全国的に35℃以上の猛暑日となる地点は徐々に少なくなる見込みです。しかし、地域によっては依然として厳しい暑さが続くでしょう。
週の初めの8日(月)と9日(火)は、東京、名古屋、大阪といった大都市圏で35℃以上の猛暑日が予想されています。これらの地域では、引き続き万全の熱中症対策を講じてお過ごしください。水分補給や適切な休憩、涼しい場所での活動を心がけることが重要です。
全国主要都市の最高気温予想(9月8日~14日):猛暑日減少と地域別傾向
10日(水)以降になると、札幌や仙台では最高気温がようやく30℃を下回る日が続くでしょう。25℃前後まで気温が下がる日もあり、ようやく秋の気配を感じられるようになりそうです。一方で、東京では雨の日は30℃以下になるものの、晴れると再び30℃を超えるなど、日ごとの気温変化が大きくなる見込みです。名古屋、大阪、福岡、那覇では、引き続き33℃前後の日が多くなる予想で、これらの地域では季節の進みがゆっくりとなり、まだ夏の服装が活躍する日が続きそうです。
まとめ
今週は猛暑日の日数が減少傾向にあるものの、平年より高い気温が続き、引き続き熱中症への警戒が不可欠です。特に西日本から東日本の日本海側では、10日(水)から11日(木)にかけて秋雨前線の影響で警報級の大雨となる恐れがあるため、土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒が必要です。3連休となる地域では天気の急変に注意し、最新の気象情報を確認しながら安全にお過ごしください。