日中両国の文化交流イベント「チャイナフェスティバル2025」が6日、東京・代々木公園で開かれた。人気の中華料理や中国文化が味わえるブース、最新の人型ロボットなども登場し、来場客を楽しませた。7日まで。
2017年に始まり、今年で6回目。刀削麺や蘭州ラーメン、麻辣湯(マーラータン)といった中華料理や中国将棋の体験コーナーなど、160超のブースが出店。中国の人気アーティストの演奏のほか、人型ロボットのボクシングの実演もあり、中国の先端技術をアピールした。
中国の呉江浩駐日大使は開会式で、「史上最も大規模なイベントになる」とあいさつ。「習近平国家主席が抗日戦勝80年記念行事で述べたように中国は平和な世界や人類運命共同体の構築を推進する。建設的かつ安定的な日中関係を築き上げたい」と述べた。
福田康夫元首相はビデオメッセージを寄せ、「トランプ米大統領が世界の混乱に拍車をかけている。心ある国が米国と真摯(しんし)に向き合う努力をしなければならない。日中がその先頭に立ってほしい」と語った。(桑村朋)