タモリ80歳、認知症の“兆候”を明かす NHK番組で山中教授と対談

タレントのタモリ氏(80歳)が、6日に放送されたNHKの知的エンターテイメント番組「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」に出演し、自身が感じている認知症の兆候について率直に語る場面があった。番組のテーマが「認知症」と発表されると、タモリ氏は「これはちょっとひとごとではない」とつぶやき、多くの視聴者の関心を集めた。

NHK番組で認知症の兆候を語るタモリ氏NHK番組で認知症の兆候を語るタモリ氏

認知症は「ひとごとではない」ノーベル賞学者・山中教授も共感

番組では、ノーベル生理学・医学賞受賞者である山中伸弥教授と女優の吉岡里帆氏もMCを務めた。山中教授(63歳)もまた「本当にひとごとじゃない」とタモリ氏の言葉に深く共感し、「ついこの間も夜に“あれ今日僕お風呂入ったかな?”って分かんなくなって」と自身の経験を明かした。これに対し、タモリ氏がユーモラスに「先生、研究のほう大丈夫ですか?」とツッコミを入れる場面も見られ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

タモリが語る“切実な問題” 日常生活での具体的な「兆候」

タモリ氏は、認知症が自身にとっても「もう切実な問題」であると強調。同級生にもすでに認知症を発症している人がいると語り、自身の具体的な兆候についても告白した。例えば、「人の名前は出てこないしやったことは忘れてる」という記憶の困難や、「冷蔵庫を開けたら何しに開けたんだろう?ぼう然と冷やっこい風を浴びながら考えてます」といった日常生活での些細な物忘れの経験をユーモアを交えながら披露した。

最新研究への強い関心:高齢化社会における認知症の課題

お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇氏が「これはなかなかかもしれませんね」とコメントすると、タモリ氏は「いやいやだから本当に、いい機会ですよ」と応じ、番組で紹介される最新の認知症研究に対して強い興味と期待を示した。高齢化が進む日本社会において、認知症は多くの人々にとって身近で重要な課題であり、タモリ氏のような著名人がこの問題に言及することで、社会全体の意識向上にも繋がることが期待される。

まとめ

タモリ氏がNHK番組で自身の認知症に関する「兆候」を明かしたことは、多くの視聴者にとって示唆に富む出来事でした。ノーベル賞受賞者の山中教授も共感し、個人的な経験を語ることで、認知症が誰にとっても「ひとごとではない」身近な問題であることが浮き彫りになりました。タモリ氏が最新の研究に強い関心を示したことは、今後の認知症対策や研究の重要性を改めて問いかけるものと言えるでしょう。

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