人気ロックバンドLUNA SEAのドラマー真矢(55)が8日、自身の公式サイトを通じて脳腫瘍と診断されたことを公表しました。長年にわたり音楽シーンを牽引してきた真矢の健康状態に、多くのファンが注目しています。今回の発表は、2020年に大腸がんステージ4を患って以来の新たな試練となりますが、彼は力強いメッセージでステージ復帰への固い決意を示しています。11月に開催される『LUNATIC FEST. 2025』では、真矢の代打としてドラマーの淳士が参加することも合わせて発表されました。
脳腫瘍診断に至る経緯とこれまでの闘病
真矢は2020年、大腸がんステージ4と診断されるという過酷な状況に直面しました。しかし、彼は闘病中も音楽活動を止めることなく、7回の手術、抗がん剤治療、放射線療法を並行して受けながらステージに立ち続け、そのプロフェッショナリズムと精神力は多くの人々に感動を与えました。2025年2月には、結成35周年ツアーのグランドファイナルとして東京ドーム公演を成功裏に終え、一区切りついたかに見えました。
しかし、活動休止期間に入った先日、真矢はめまいで倒れ、立ち上がることができなくなりました。当初は耳石のずれを疑い医師の診察を受けましたが、回復が見られず。その後、脳神経外科でMRI検査を受けた結果、右側頭部に腫瘍が発見され、脳腫瘍と診断されるに至りました。過去の壮絶な闘病に続き、再び深刻な病魔との闘いを強いられることになった真矢ですが、彼の精神は決して折れていません。
LUNA SEAのドラマー真矢、脳腫瘍公表後も音楽活動への意欲を示す
治療計画と『LUNATIC FEST. 2025』でのドラマー代打
現在、真矢は放射線治療に臨むことを検討しています。しかし、治療の過程で炎症が起きる可能性があり、その場合は身体が動かせなくなったり、ドラム演奏に支障が生じたりすることが予想されると説明しています。この現状を踏まえ、11月8日と9日に開催されるLUNA SEA主催の大型フェスティバル『LUNATIC FEST. 2025』においては、彼が最も信頼を寄せるドラマーである淳士氏が代役を務めることが決定しました。
真矢は、この決断について「僕にとっても、LUNA SEAにとっても、応援してくれるみんなにとっても、それが一番納得の行くベストな結論」と語り、快諾してくれた淳士氏への深い感謝を示しました。これは、自身の健康とバンドのパフォーマンス、そして何よりもファンの期待を真摯に受け止めた上での判断であり、LUNA SEAというバンドの強固な結束とプロ意識がうかがえます。
真矢からの力強いメッセージと今後の展望
今回の公表に際し、真矢はファンに向けて力強いメッセージを送っています。「まずは死なないこと、そしてずっと希望を失わないことを約束します」という彼の言葉からは、逆境にも決して屈しない不屈の精神と、音楽への情熱が強く感じられます。彼は将来のステージ復帰に意欲を見せており、再びファンの前でドラムを叩く日を固く誓いました。
また、真矢は療養中もファンとの交流を大切にする意向を示しています。9月27日、28日に神奈川県秦野市で開催される「たばこ祭」には車椅子で参加する予定であり、「僕たちの故郷・秦野でお待ちしています」とメッセージを送っています。さらに、『LUNATIC FEST. 2025』の会場にも姿を見せる予定であると明かし、仲間やファンへの感謝をにじませつつ、「またその時に、皆さん笑顔でお会いしましょう」と結びました。LUNA SEAの真矢は、1970年1月13日生まれ、神奈川県出身。ソロアーティストとしても活動し、2000年5月にはタレントの石黒彩と結婚、三児の父でもあります。
結論
LUNA SEAのドラマー真矢の脳腫瘍公表は、多くの人々に衝撃を与えました。しかし、大腸がんステージ4という過去の苦難を乗り越えてきた彼だからこそ、今回の病気にも真正面から向き合い、ステージ復帰への強い希望を抱き続けています。淳士氏による『LUNATIC FEST. 2025』でのドラム代打は、バンドとファンにとって最善の選択であり、真矢の治療と回復に専念できる環境を整えるものです。彼の「死なないこと、希望を失わないこと」という誓いは、多くの人々に勇気と感動を与えるでしょう。日本ニュース24時間では、真矢の一日も早い回復と、再びステージで躍動する姿を心から願っています。