イスラエルのコーヘン駐日大使は9日、X(旧ツイッター)で、イスラム原理主義組織ハマスの幹部が「日本に対して不見識な発言をした」と指摘した。
米CNNによると、ハマス幹部は8日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとの戦闘終結に向けたトランプ米政権の和平提案に対し、通信アプリに「屈辱的な降伏文書には署名しない」と投稿。その際、真意は不明ながら「ハマス指導部には日本のヒロヒトのような天皇のリーダーシップはない」と付け加えた。投稿はハマスの政治部門幹部、バセム・ナイム氏によるものとみられている。
コーヘン氏はXで「ハマスはいまだに停戦を否定し、和平よりも戦争を選んでいる」と批判。「イスラエルはすべての人質が解放され、ハマスが降伏するまで諦めない」と強調した。(岡田美月)