任期満了に伴う前橋市長選(来年2月2日告示、同9日投開票)に出馬の意向を示している自民党群馬県議、岩上憲司氏(46)が16日、同市内で記者会見し、選挙公約を発表した。
岩上氏は、市財政は貯金に当たる基金が激減するなど悪化していると指摘し、「財政健全化を進める」と主張。計画されている「道の駅」については、財政難を理由に再検討の方針を公約に明記した。
また、「子育てのまち」を目指すため、幼稚園や保育所の副食費の無料化を公約に掲げ、「地域に寄り添った市政を実現する」と強調した。
前橋市長選には現職の山本龍氏(60)、元自民党衆院議員、佐田玄一郎氏(66)が立候補の意向を表明しており、保守3分裂となる見通し。また、同市議の中島資浩氏(48)も出馬の意向を示し、共産党も候補擁立に向け準備を急いでいる。