中国主席、香港の「厳正な法執行」支持 林鄭長官と会談

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林鄭月娥行政長官=16日、北京(ロイター)

林鄭月娥行政長官=16日、北京(ロイター)

 【北京=三塚聖平】定例報告のため北京を訪問中の香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は16日午後、中南海で習近平国家主席と会談した。国営新華社通信によると、習氏は「林鄭氏率いる香港特別行政区政府の法にのっとった施政、香港警察の厳正な法執行を引き続き固く支持する」と強調。その上で「社会各界の人々が一致団結し、ともに香港の発展を正常な軌道に戻すよう望む」と述べた。

 民主派が8割超の議席を獲得して圧勝した11月24日の香港区議会(地方議会)選挙後、両者の会談が伝えられるのは初めて。収束の気配が見えない抗議活動への対処に、中国政府も苦慮しているとみられる。

 習氏は、今年は1997年に香港が中国に返還されてから「情勢が最も厳しく複雑な1年だった」との認識を示した。林鄭氏に対しては「さまざまな困難と圧力に直面する中で、『一国二制度』の原則という最低ラインをしっかりと守り、法にのっとった施政を行い、忠実に職務を果たし、多くの困難な職務を遂行した」といった評価とねぎらいの言葉をかけた。

 会談には、香港政策を担当する韓正副首相らが同席した。

 林鄭氏は同日午前、人民大会堂で李克強首相とも会談した。香港紙の星島日報(電子版)によると、李氏は香港で続いている抗議デモについて「社会全体に多方面の損害をもたらしている」と批判。抗議デモの取り締まりを進め、秩序を回復させるよう求めた。

 林鄭氏は李氏に対して「過去1年、香港では政治、経済、社会に関わらず厳しい事態が生じている」などと状況を説明した。

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