人気番組『酒のツマミになる話』が放送内容急遽変更、大悟の“あるコスプレ”が波紋

人気トークバラエティ番組『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)が、10月24日(金)に予定されていた放送内容を急遽変更し、過去回の再放送に差し替えられることが明らかになりました。すでに電子番組表では「放送内容を変更してお送りします」と告知されており、その異例の事態が視聴者の間で注目を集めています。

「酒のツマミになる話」放送内容変更の経緯

『酒のツマミになる話』は、俳優、芸人、アスリート、文化人など多様なジャンルの豪華ゲストが円卓を囲み、お酒の席で盛り上がる「ツマミになる話」を披露する番組として人気を博しています。ダウンタウンの松本人志氏(62)が活動休止して以降、昨年2月からはお笑いコンビ・千鳥の大悟氏(45)がMCを務めています。

本来、10月24日放送回には、人気コスプレイヤーのえなこ氏(31)やタレントの松丸亮吾氏(29)がゲスト出演すると事前から広く告知されていました。松丸氏は自身の「X」でも、ハリー・ポッターに扮した写真とともに番組出演を報告するなど、期待が高まっていました。しかし、放送当日になって突然、内容の変更が決定されたのです。

大悟の松本人志コスプレが問題視された理由

番組関係者によると、急な内容変更の背景には「あるコスプレ」が問題視されたことがあると言います。今回の収録はハロウィンの特別企画として、出演者がそれぞれ仮装をして行われました。その中で、MCの大悟氏が松本人志氏のコスプレをしていたことが、フジテレビ幹部の目に留まり、放送見送りの判断に至ったとされています。

大悟氏は昨年の『酒のツマミになる話』ハロウィンスペシャルでも、「松本さんも『どんどんワシのことはイジれ』って言うてるから」と発言し、金髪のカツラに白いシャツという姿で松本人志氏に扮し、一部視聴者からは「嬉しかった!」「痺れました」といった好意的な声が寄せられていました。そのため、制作チームは今回も問題ないと判断し、収録を終えていたようです。

しかし、フジテレビ幹部は、中居正広氏を巡る一連のトラブルなど、現在の局が置かれている状況を鑑み、再度の松本人志氏のコスプレ放送は避けるべきだと判断したと報じられています。

酒のツマミになる話でMCを務める千鳥の大悟。フジテレビによる放送内容変更問題の中心となったコスプレ企画を巡り、番組現場は困惑している。酒のツマミになる話でMCを務める千鳥の大悟。フジテレビによる放送内容変更問題の中心となったコスプレ企画を巡り、番組現場は困惑している。

番組関係者の困惑と大悟の心境

この突然の決定は、番組関係者の間に大きな混乱と困惑をもたらしています。多くの関係者が、「なぜ最初から言わないのか、なぜ放送直前に差し替えが決定するのか」とやりきれない思いを抱えているようです。

番組を盛り上げようと企画に参加した大悟氏自身も、怒りというよりも「共演者に申し訳ない」と、ショックを受けている様子が伝えられています。楽しいお酒のツマミとなるはずだった企画が、まさかの放送中止という憂き目に遭い、関係者にとっては「酒のツマミにならない」結果となってしまいました。

結論

人気番組『酒のツマミになる話』の放送内容急遽変更は、MC大悟氏による松本人志氏のコスプレがフジテレビ幹部に問題視されたことによるものでした。この異例の事態は、テレビ業界における表現の自由と、社会情勢や局の現状を踏まえた判断の難しさを示唆しています。今後の番組制作やタレントの活動にも影響を及ぼす可能性があり、動向が注目されます。

参考文献