2025年10月19日、第5回アカデミー・ミュージアム・ガラに姿を見せたキム・カーダシアンは、思わず「前、見えてる?」と心配になるようなスタイルで、会場の注目を集めた。「ヌード」のようにも見える、斬新すぎる最新ショットに対しSNS上では「過去イチ理解不能なファッション」「カルトっぽくて怖い」「センスが理解できない」など困惑の声が。
映画史を未来へと継承するための活動を支援する目的で設立されたこのイベントには、ハリウッドの関係者はもちろん、音楽界やファッション界の錚々たる面々が集結。ヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナー、セレーナ・ゴメス、オリヴィア・ロドリゴといった豪華な顔ぶれが、ランウェイから届いたばかりのドレスや、アーカイブ作品から選び抜かれたドリーミーなデザイナーズルックに身を包み、ブルーカーペットを彩った。
直前の「思いつき」だった
キムが選んだのは、グレン・マーティンスが手がけたメゾン マルジェラの1着。今月上旬、パリコレクションで発表されたばかりのデザインで、ボディラインに密着するストラップレスドレスだ。逆V字型のウエストラインとブラカップが特徴的で、ハーフスリーブと裾が繋がっているアーティスティックなシルエットに仕上がっている。アクセサリーは、ダイヤモンドとエメラルドのチョーカーとリング、そして顔全体を覆うマスクを合わせた。顔全体は隠されているものの、キムはいつも通り、圧巻の迫力を放った。
キムが顔を覆ったのは、今回が初めてではない。2021年のメットガラでは、バレンシアガのクチュールドレスとマスクのセットで話題をさらった。しかし今回のマスクは、どうやら“直前の思いつき”だったようで、キムはレッドカーペット上で「メイクもヘアも、ちゃんとやってたんです」と明かしている。夜の終わりまでそのマスクがどうなっていたのか、気になるところだ。
From Harper’s BAZAAR.com