米国とインドは18日、米首都ワシントンで2回目の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開き、宇宙分野で連携する方針で一致した。米国は宇宙を中国、ロシアとの「新たな戦争領域」と位置付けており、インドとの協力強化を図る。
米国は日本とともに「自由で開かれたインド太平洋」構想を提唱しており、ポンペオ国務長官は協議後の記者会見で、中国の軍事力強化をにらみ、日米印3カ国の安全保障協力を拡大する考えも表明した。
米印両国は協議で、法の支配に基づくインド太平洋地域実現に向けた協力を確認。ポンペオ氏は会見で「中国の不公平で略奪的な経済活動への対応を議論した」と強調し、中国企業が高い技術を誇る第5世代(5G)移動通信システムについても協議した。エスパー国防長官は会見で、大規模な合同演習を来年も実施する方針を示した。(共同)