BSテレ東で毎週土曜夜10時から放送中の人気番組「オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ」、通称「じばせん」は、超倹約家として知られるオードリー・春日俊彰が、見知らぬ街で自腹の1000円を予算にせんべろを楽しむリアルドキュメンタリーです。シーズン2の第9回目となる11月29日の放送では、千葉県習志野市・京成本線「谷津駅」周辺を訪れました。5時間にも及ぶロケの終わりには、さすがの春日も疲労の色を隠せない様子でした。
谷津駅周辺を散策:春日の好奇心をくすぐるスポット
「渋パク」な駅の魅力と、気になる施設を発見
谷津駅にいつものように登場した春日は、お馴染みのフレーズではなく「はいいらっしゃい」という新たな言葉で今回の「じばせん」を開始。谷津駅について全く知らないことを告げ、「駅がもう渋パク(渋くてインパクトのある)でしょ」と、渋い店が期待できる外観に興味津々です。周辺案内図を確認すると、谷津バラ園やラビット公園、キャロット公園といった春日の好奇心をくすぐる名前の施設が点在していました。とりあえずあてもなく谷津を散策し始めた矢先、遊歩道案内図を発見し詳細を確認。さらに谷津干潟や読売巨人軍発祥の地など、谷津駅周辺には気になる場所が多すぎることに気づきます。
商店街での発見:餃子ともんじゃ焼きの誘惑
冒頭から多くの行くべき施設を見つけてしまった春日でしたが、商店街を歩いていたところで街中華の店を発見。顔出し確認をするとラーメン屋さんでしたが、メニューには半分の量で値段も半分になる餃子や水餃子があることが判明し、様々なバリエーションで楽しめることに手応えを感じます。続いてもんじゃ焼き店も発見。鉄板メニューの価格を見ると、“キャベツと出汁だけ”のもんじゃなら予算内で注文できそうでしたが、一旦保留にしてさらに店の散策を続けることに。
「オードリー春日の知らない街で自腹せんべろシーズン2」の春日俊彰
「ならしのクラフトビール むぎのいえ」への手応え
さらに店内でビールを醸造している「ならしのクラフトビール むぎのいえ」の看板に注目する春日。「日本最小クラスのビール工場」という文字に興味を惹かれ、顔出し確認を行います。一番安い飲み物として“試飲”があり、小さなプラスティックのコップで50mlが150円。食べ物のメニューもチェックすると意外に注文できる品が多く、春日的には「結構暴れられるね」とかなりの手応えを感じたようです。
頑固な春日の「まだ決めらんないし」
まだ散策を続けていると「銀のひつじ」という店を発見。女将さんが外に出てきてメニュー詳細を教えてくれ、シミュレーションでは予算内で収まることを確認しましたが、これも一旦保留に。ここまで散策を続けた段階で、すでに辺りは暗くなってきています。「揃ってきたよ」という春日の発言にスタッフは「じゃあもう決めますか?」と「じばせん」店決定を促しますが、春日は「いやいやいやまだね、決めらんないし」「バラ園行ってないし」と、長期戦の構えを見せました。
執念の探索:巨人発祥の地から幻のラビット公園へ
閉園後のバラ園と、真っ暗な干潟
せめて“巨人発祥の地”は見たいと言い、散策を続行する春日。たどり着いた場所には石碑のほか、監督や選手の手形があり、巨人軍発祥の地に関する説明を読んだ春日は「謎は解けた」と満足げです。続いてバラ園へ向かいますが、閉園時間を20分ほど過ぎていたため入園は叶いませんでした。そこで終わりかと思いきや、「じゃああれだ、干潟行ってみるか」とリベンジとばかりに別の気になる場所へ向かいますが、干潟にたどり着いた頃には辺りが真っ暗。当然何も見えず、渋い結果に終わります。
スタッフも呆れる「ラビット公園」への執着
どうしても良い絵を撮りたいのか、春日はもう一つ気になる“ラビット公園”へ向かおうとします。スタッフが「ラビット公園とキャロット公園はよくないですか?」「(編集で施設の映像を)乗せる、それは」と提案するも、春日は「それはなんかあの~、日和ったなって思う。ワシがね」と謎の抵抗を続けます。言い合いをしているうちに駅に着くと、「すべてはここから始まったね」と言い、結局ラビット公園へ向かうのでした。
再度スタッフから「ラビット公園の写真入れとくんでいいすか?」と打診されますが、春日は「ラビット公園だけ行かせてくれ」と折れません。ロケ開始から3時間が経過している状況でも、テコでも考えを変えない様子です。それからラビット公園を探すこと30分、ようやく目的地へ到着する春日。しかし夜の暗さも手伝ってか、名前の割に“ラビット”感はあまり感じられません。
ラビット公園の謎が解ける!
何とか“ラビット”感を見つけようと歩き回りますが、遊具も孔雀とアシカのみでラビット要素はゼロ。謎は深まるばかりでしたが、撮影後にスタッフが問い合わせたところ「谷津エリアで人参作りが盛んだったことから、愛称を公募したところ『ラビット公園』が選ばれた」ということらしいです。
「マジで、春日さんに全員ムカついてると思う」と今回の奇行に対するスタッフ全員の心象を告げられた春日は、「いや、私もムカついているからね」と反論。「なんかこう、街にハメられた感じ?誘い込まれてさ」と謎の言い訳をつぶやきながら、今回の「じばせん」店「ならしのクラフトビール むぎのいえ」に足を進めるのでした。
苦労の末の「むぎのいえ」:念願のせんべろ体験
20分悩んだ注文と、初のクラフトビール
「ならしのクラフトビール むぎのいえ」に着くと、「長旅でしたわ」となぜか“苦労させられた”側の言葉をこぼす春日。メニューを決めるのにもたっぷり20分ほど悩み、テイスティングセット(150円)を5種と「若鶏の竜田揚げ」1個(150円)を注文します。番組初のクラフトビールを堪能し、お会計は900円。「非常にいい飲み方」をして大満足の春日は、エンディングへと向けた締めの言葉に「まだまだやることがあってね」と残しました。なんと気になるキャロット公園を調べに行くのだとか。
次回予告:西大島駅での展開は?
春日らしい頑固さで驚きの5時間ロケとなってしまった今回でしたが、ガチの街ブラならではということもできます。何かと“持っている”春日でも、何も得られない日があって当然でしょう。次回12月6日(土)夜10時からの放送では江東区・都営新宿線「西大島駅」を訪れますが、ここではスタッフに楽をさせてあげられるのか、注目が集まります。
参考資料:





