【専門医が教える】年末年始は脂肪肝に注意!気をつけるべきは「お酒を飲むこと」より「糖質の摂りすぎ」


【図解で見る】3つ当てはまるとヤバい? 脂肪肝リスクがわかる『脂肪肝チェックテスト』

以下では、その栗原医師が「年末年始に肝臓を疲弊させないための注意点」について解説します。

 年末年始はイベントが目白押し。つい飲みすぎたり食べすぎたりしてしまいがちです。きっと、肝臓の調子が気になっている方も多いでしょう。

 ……こんなふうに書き始めると「ははあ、アルコールの飲みすぎに注意しなさいっていう話か」と思う人がほとんどかもしれません。

 でも、残念ながら違います。もちろん「アルコールの飲みすぎ」もよくないのですが、年末年始はそれよりも気をつけておかなくてはならないことがあります。それは「糖質の摂りすぎ」です。

 そもそも、みなさんは脂肪肝を発症させたり進行させたりするいちばんの原因は何かをご存じでしょうか。

 じつは、これこそ「糖質の摂りすぎ」なのです。みなさんご存じのように、糖質は、ごはん、パン、麺類、果物、スナック菓子、甘い飲み物などに多く含まれています。体内に入った糖質はまずブドウ糖に分解されて細胞のエネルギーとして利用されます。また、余ったブドウ糖はグリコーゲンに合成されて筋肉などにストックされます。ただ、日々過剰に糖質を摂っていると、多量の糖をさばききれず、血液中にブドウ糖があふれてしまうことが多いのです。



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