「米ドル支配から脱却を」 ロウハニ師、イスラム諸国会議で演説





イランのロウハニ大統領(共同)

 【シンガポール=森浩】イランのロウハニ大統領は19日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれたイスラム諸国の国際会議で演説し、経済制裁を続ける米国を批判し、「イスラム世界は米ドルが支配する金融体制から脱却するための措置を講じるべきだ」と訴えた。AP通信が伝えた。

 会議はマレーシアのマハティール首相がイスラム諸国の連携強化を図るために主催。20カ国の首脳や代表らが参加した。

 ロウハニ師は、過激派の台頭や貧困などの問題が、「シリア、イエメン、アフガニスタンなどへの西側からの干渉の道を開いている」と指摘。米国に対抗するため、ドル建てではなく現地通貨を利用した貿易などを促進し、イスラム諸国が連携する重要性を強調した。



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