英スコットランド行政府首相、住民投票の再実施を英政府に要求

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 【ロンドン=板東和正】英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は19日、英政府に対し、英国からの独立の是非を問う2度目の住民投票を行う権限を与えるよう要求した。欧州連合(EU)残留を支持するスタージョン氏は、英国の離脱方針を受けて民意を再確認する考えだが、英政府は住民投票の再実施を容認しない姿勢を見せている。

 スコットランドでは2014年に英国からの独立の是非を問う1度目の住民投票が実施され、独立は否決された。ただ、16年のEU離脱を問う国民投票では62%が残留を支持。英国が離脱しても、独立したスコットランドとしてEUにとどまりたいと考える現地住民は増えている。12日に投開票された総選挙では、住民投票の再実施を公約に掲げた地域政党「スコットランド民族党(SNP)」が議席を35から48に伸ばし、スコットランドの議席の8割強を独占。一方、ジョンソン首相率いる与党・保守党はスコットランドで13議席中7議席を失った。

 SNPを率いるスタージョン氏は19日、声明を発表し、「スコットランドは総選挙で、離脱を進める保守党を望まないことを明確にした」と指摘。「私たちにはスコットランドの未来を決める権利がある」と主張した。 

 ただ、住民投票の実施には英政府の許可が必要となる。13日にスタージョン氏と電話会談したジョンソン氏は住民投票の再実施を認めない考えを示しており、今後も容認するかどうかは不透明だ。

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