高市早苗総務相と報道陣とのやりとりは続く。
--情報が漏洩(ろうえい)した内容、処分の検討状況とあるが、具体的にどういうものだったのか。13日に疑念を持ったというが、複数回接触があって、情報を漏れていたと思っていたのか。13日以前にも漏洩があったのか
「特に、13日以降というのが、私の部屋で限られた幹部と今後の吟味と、もちろん正式なものは、向こうからの報告が返ってきてから、正式なものを固めるが、方向性は出していかないといけないと準備作業を行う中で、さまざまな人から、郵政の幹部の動きの話が入り、私がどう話したかを含めて、漏れているという印象を持った。報道機関の方からも含めてあった。どうか、そういうことではないようにと祈る気持ちで調査した。先方に伝えた内容については、やはり、個人間の会話でもあるので、ここで全部申し上げるわけにはいかない。検討中のものを申し上げることになる。時期的には決定したものではないので」
--郵政グループの取締役に旧郵政省出身者が就任するのは問題と仰ったが、事業子会社についても同様の考えか。社員は旧郵政省の職員が大半だが、
「今の総務省になる前に、旧郵政省で同じ国家公務員試験を受けて、採用された人が片道切符で日本郵政に行かれた人もいる。だが、幹部は非常に大きな影響力を持つ中で、そういったこと、取締役のポストに関しては、総務省OBがつくのは問題があるのでは」
--年内の行政処分を検討しているということだったが、影響は
「これまでの報告内容を受けて、明らかになっている問題点がある。これに対する対応を議論していた。23日に報告書が出てくるので、精査した上で、年内に厳正な処分を行うということです」
《報道陣からはなぜ、鈴木前事務次官が情報漏洩したのかという疑問の声が出た》
--鈴木次官は漏洩を認めたというが、なぜ漏洩したかとか、漏洩したことについてなんといっていたか