西アフリカで新共通通貨 「フランス支配の名残」と決別へ

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 西アフリカの8カ国が加盟する西アフリカ経済通貨同盟は、旧宗主国フランスの影響が残る共通通貨CFA(セーファー)フランから、新たな共通通貨ECO(エコ)に移行することでフランス政府と合意した。加盟国コートジボワールのワタラ大統領が21日に発表し、ロイター通信が報じた。

 CFAフランはユーロとの固定相場。通貨の安定性が評価される一方、フランス政府の管理下に置かれ、加盟国から「植民地支配の名残だ」と批判されていた。

 ECOは引き続きユーロに固定されるが、各国が外貨準備高の50%をフランス国庫に預けるとの条項は撤廃。ワタラ氏は「今日は西アフリカにとって歴史的な日だ」とコメントした。

 西アフリカ経済通貨同盟にはベナン、ギニアビサウ、ブルキナファソ、コートジボワール、マリ、ニジェール、セネガル、トーゴが加盟。ギニアビサウ以外は、フランスの植民地だった。(共同)

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