元生徒ら18人が損害賠償求め提訴 神村学園通信制問題

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 鹿児島県のスポーツ強豪校「神村学園」高等部が兵庫県淡路市に開設した通信制教育サポート施設「淡路島学習センター」で必要な学習指導が放置されていた問題で、センター側が4月の開設から約5カ月間にわたり生徒の単位認定に必要なリポートを学園側に提出していなかったことが27日、学園側への取材で分かった。学園側は再三提出を求めたが応じなかったという。(神戸総局取材班)

 自主退学した元生徒と保護者18人は同日、学園側とセンター側に総額2131万円の損害賠償を求める訴訟を松江地裁益田支部に起こした。訴状によると、退学までの4カ月間にセンターで授業が全く実施されず、改善を求めても対応しなかったと主張している。

 淡路島学習センターは、学園側が地元業者と業務提携し、今年4月に開設した原則全寮制の教育サポート施設。運営は地元業者が行っている。

 高校卒業資格の認定のため、1年目の今年度は25単位の取得が予定されており、生徒らは各教科のリポートを作成し、センターを通じて本校に提出する必要がある。本校で授業や試験などを受け、最短3年間の卒業までに74単位以上を取得するという流れだった。

 学園側によると、毎月20日を目安にリポート提出を求めたが提出されず、6、7月に何度も催促。初めて届いたのは、4月の新入生22人のうち10人が自主退学した後の9月上旬だった。

 センター側は「リポートの範囲を決め、生徒が完成させれば本校に送っていた。定期的に生徒を集め、勉強させていた」と説明したが具体的な回数などについては明言を避けた。学園側の担当者は「(センター側に)電話やメールで提出を求めたが、積極的な返事が返ってくることはあまりなかった」と話している。

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