【韓国メディアの苦悩(1)】<新聞編>広告ノルマと格闘する取材記者 社会部は「年30億円」

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韓国各紙で、広告をめぐる企業・自治体との癒着が問題化している=12月27日付主要紙(桜井紀雄撮影)

韓国各紙で、広告をめぐる企業・自治体との癒着が問題化している=12月27日付主要紙(桜井紀雄撮影)

 記者(キジャ)のゴミ(スレギ)=「キレギ」。韓国語でも、マスコミを揶揄(やゆ)する言葉「マスゴミ」はこう表現される。ネットメディアに翻弄され、視聴者・読者離れが急速に進むテレビ、新聞。ポータルサイトにはフェイクニュースがあふれ、罵詈(ばり)雑言のコメントが並ぶ。日本と共通の課題を数多く抱える韓国メディアの現在をリポートする。(外信部 時吉達也)

1面記事「削除料」は5000万円?

 「読者の皆さんに謝罪します」。韓国の革新系を代表する日刊紙の一つ「京郷新聞」で12月22日、1面などに掲載予定だった産業部出稿の記事を、企業から協賛金を得る見返りに削除した事実が発覚した。

 韓国言論労組を母体とするメディア専門紙「メディアトゥデイ」などによると、問題の記事はパン販売の大手チェーン「パリバゲット」が中国で抱えている商標登録をめぐるトラブルに関する内容。企業側から掲載取りやめの要請を受けた同紙の社長が担当記者に直接電話をかけ、記事取り消しの同意を求めたやり取りも明らかになった。

 社長「(企業側が)何でもやるっていうから、断るつもりで5億(ウォン=約5千万円)持ってくれば(掲載取りやめを)やってやる、って言ったんだけど。そしたらすぐ持ってくるっていうからさ…」

 記者「10個(10億ウォン)くらいもらえばよかったじゃないですか」

 社長「今回の手柄はでかいぞ。最近はなかなか(協賛金を)出してくれないから」

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