【中央日報】『反日種族主義』読んだかどうかの質問に…安倍氏、少し笑った後に「ノーコメント」[12/31]
安倍晋三首相が、今年11月に日本で出版された後、人気裏に販売中の李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学教授の本『反日種族主義』に対して言及した。
最近発売された日本の保守指向の月刊誌『Hanada』2月号のインタビューでだ。
「『反日種族主義』という本が日本と韓国で話題になっているが、総理はお読みになりましたか」という質問に、安倍首相は「日本でもベストセラーになったことは知っている。ここまで申し上げたい」と言って笑った。「読んだ」というニュアンスを強く含む回答だった。
インタビューは24日韓日首脳会談が開かれる前に行われた。
安倍首相は徴用問題に対して「国境を接している隣国同士は多くの課題を抱えていて、ときには対立することもある」とし「そのような状況に終止符を打って正常化させるために条約を交わす」と話した。
安倍首相は続いて「そのような新しいスタートを切るとき、両国が交わした条約を守らないなら、すべての基本が崩れてしまう」とし、1965年請求権協定の遵守を再度韓国政府に求めた。
安倍首相は「条約を遵守することが国際法の常識であり、国際的な通念」とも話した。2015年韓日政府の慰安婦合意については「当時の朴槿恵(パク・クネ)政権と合意したのではなく、日本と韓国、国と国との間の約束」としながら「政権が変わったからといって約束を紙くずにすることは決して受け入れられない」とした。
また「現在、韓国に対する日本国内の世論が冷ややかなのは、これまで多くの日本人が『韓国と良好な関係を築きたい』と望みながらさまざまな行動をしてきたにもかかわらず、(韓国側の行動のために)『これは何だ』という気持ちになったからだと考える」とも話した。
それとあわせて、徴用問題などにおける対処に関連して「私は『どのようにすれば未来の日韓関係がうまくいくか』ということを基本として考えている」とし「安倍政権が根本的な原則を譲歩することはありえない」と話した。