インドネシア国家災害対策庁は2日、12月31日から1月1日にかけて降り続いた豪雨で首都ジャカルタとその近郊で洪水や土砂崩れが起き、計30人が死亡したと明らかにした。避難者は約3万5千人に上った。
各地の住宅地では大勢の住民が浸水した自宅内に閉じ込められ、捜索救助庁の隊員らがゴムボートで救出した。一部地域で停電が復旧せず、混乱が続いている。
同国は雨期に入っており、地元メディアによると、気象当局は1月5~10日にもジャワ島西部やスマトラ島で激しい雨が降る可能性があるとして警戒を呼び掛けた。
ジャカルタにある主に国内便向けのハリム空港は豪雨のため1日から一時閉鎖されたが、2日に運用を再開した。(共同)