石川県の能登半島で4日、一部が白骨化した2人の遺体が相次いで見つかった。発見場所は直線距離で約45キロ離れた海岸で、性別、年代は不明。県警は遺体がいずれも漂着した可能性が高いとみて、身元の確認を進めるとともに、詳しい死因を調べている。
県警によると、同県珠洲市折戸町の砂浜で午前10時半ごろ、釣り人が成人とみられる遺体を見つけた。うつぶせで倒れ、女性用の下着を着けていた。午後3時ごろには同県輪島市大沢町の岩場で、散歩中の男性が服を着ていない下半身だけの遺体を発見した。
いずれも身元を示すような所持品は周囲になく、付近で木造船の漂着や漂流は確認されていないという。