令和2年最初の取引である大発会を東京商品取引所でも6日迎え、米国とイランの軍事衝突の不安心理から中東産原油の先物が急騰した。指標価格は一時1キロリットル当たり4万3540円を付け、昨年5月31日以来約7カ月ぶりの高値を付けた。
原油輸送の重要航路ホルムズ海峡はイラン沖にあり、日本などアジアに運ぶタンカーの安全航行が懸念された。
有事の安全資産とされる金の先物価格も上昇。1グラム当たり5442円と、取引時間中の過去最高値を記録した。先物価格は消費税や保管費用を含まないため小売価格より安い水準となる。