日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)は6日、那覇市内の事務所で記者会見を開き、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、中国企業「500ドットコム」元顧問、紺野昌彦容疑者=贈賄容疑で逮捕=から平成29年10月に現金100万円を受け取ったことを明らかにした。当時は衆院選期間中だったが、領収書を発行しておらず、選挙資金収支報告書に記載していないという。
下地氏は収支報告書を修正するとともに、紺野氏に100万円を返却する意向を示した。議員辞職や離党は、自身の後援会と相談後に決める考えを明らかにした。
下地氏によると、29年10月15日に那覇市内の選挙事務所で、事務所職員が紺野容疑者から封筒に入った現金を受け取った。職員が領収書を発行しようとしたところ、紺野容疑者は「いらない、いらない」と拒否したという。