カルロス・ゴーン被告が、昨年12月29日に東京都港区の住宅を出た後、品川駅から新幹線に乗って大阪方面へ移動していたことが6日、関係者への取材で分かった。複数の人物が同行していた可能性があり、東京地検は警視庁と連携して詳しい足取りや協力者の捜査を進めている。
関係者によると、移動経路は防犯カメラなどの捜査で判明。29日午後2時半ごろ、保釈条件で指定された港区の住宅を1人で外出し、午後4時半ごろには品川駅に姿があった。
同駅から東海道新幹線に乗車し、新大阪駅で降車。午後7時半ごろに新大阪駅を出て、車を使い関西国際空港近くのホテルに向かった。住宅を外出時は1人だったが、その後、複数の同行者がいた可能性があるという。
29日午後11時10分、関空からビジネスジェット機で出国したとみられる。