高齢女性からキャッシュカードを盗んだとして、神奈川県警川崎署は9日、窃盗の疑いで、東京都目黒区緑が丘の無職、柴崎壱被告(43)=別の窃盗罪で起訴=を再逮捕した。容疑を認めている。
再逮捕容疑は令和元年9月12日、何者かと共謀のうえ、東京都港区に住む80代無職女性宅に「口座が詐欺の振込先に使用されている」などと嘘の電話をかけさせ、同日、柴崎容疑者本人が金融庁職員になりすまして女性宅を訪れ、封筒にキャッシュカードを入れるよう指示したうえで、隙を見て別の封筒にすり替えてカード2枚を盗んだとしている。
同署は、川崎市川崎区に住む80代女性から同様にキャッシュカードを盗んだとして、昨年11月26日に柴崎容疑者を逮捕。遺留品の捜査などから、今回の犯行が浮上したという。