台湾・総統選、11日投票 蔡氏の再選濃厚 中国との距離感争点

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車の中から支持者に向かって手を振る民進党の蔡英文総統=10日、台北市(共同)

車の中から支持者に向かって手を振る民進党の蔡英文総統=10日、台北市(共同)

 【台北=田中靖人】台湾の総統選は11日、投開票される。香港で続く抗議デモや米中対立の下、中国との関係が最大の争点で、中国と距離を取る民主進歩党の蔡英文総統(63)の再選が濃厚だ。11日には立法委員(国会議員に相当)選も投票され、立法院(国会、定数113)で民進党(現有68)が過半数を維持できるかが焦点。開票は同日行われ、深夜には大勢が判明する。

 蔡氏は10日夜、南部・高雄市と台北市の集会を掛け持ちした。締めくくりの台北の総統府前では「(台湾の)2300万人のために『一国二制度』を拒否した。その手の一票で、民主的で自由な生活を守ろう」と自身への投票を求めるとともに、「国会の過半数があってこそ中国の圧力に抵抗できる」と立法委員選での支持を訴えた。

 一方、国民党候補の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長(62)は同日夜、高雄市内で最後の集会を開催。「民進党政権の3年余りで両岸(中台)の交流は最低まで冷え込んだ。実績はなく腐敗だけだ」と政権交代を呼びかけた。韓氏は選挙戦の終盤、蔡政権への不満を煽(あお)る手法に徹した。2018年11月の高雄市長選では中国との経済関係強化を訴えて勝利したが、世論の対中警戒感の高まりを背景に得意の「対中接近カード」を封じられた。

 今回の総統選で初めて投票年齢に達した若者は約118万人で、有権者数の約6%に相当する。各陣営は得票を左右する若年層に投票するよう求めた。

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