日産自動車は14日、仏ルノーとの企業連合解消の可能性に備えているとの一部報道に対し、「アライアンス(連合)の解消といったことについての検討は何もしていない」と否定する声明を発表した。
英紙フィナンシャル・タイムズが13日、複数の日産幹部が技術・生産部門の完全分離や取締役会の変革を検討しているなどと報じた。日産は声明で報道を「憶測」とし、三菱自動車を含めた3社連合で「より活発的な活動が推進されている」と強調。連合は「競争力の源泉」であり、取り組みを「引き続き追求する」とした。
祝日明け14日の日産の株価の終値は、先週末比19円(2・97%)安の618円と、8年ぶりの安値水準に落ち込んだ。