プロ野球阪神タイガースは17日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で、揚塩健治球団社長や自主練習をしている新人選手ら約80人が黙祷(もくとう)し、発生から25年となった阪神大震災の犠牲者を悼んだ。同球場には半旗が掲げられた。
取材に応じた揚塩社長は「もう25年たったというのは非常に早い。思い出すと、つらい日だった。なかなか練習もできず、環境としても厳しかった」と神妙な面持ちで振り返った。
阪神に今季入団の新人は、育成を含む8人全員が震災後に生まれた選手となった。揚塩社長は「みんなあの時は大変な苦労をした。語り継いでいくことが非常に大切」と話した。