和歌山市、3日前の断水発表で混乱 各方面に影響

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 和歌山市が19~22日の大規模断水を実施3日前の16日に突然発表したことで、翌17日も混乱が続いた。災害時でないにもかかわらず、スーパーなどでは飲料水を求める買い物客らが殺到し、品不足が発生。臨時休業を余儀なくされる商業施設や、給食を提供できないとして午前中授業のみとする学校も。影響は各方面に波及し、市民からは怒りや困惑の声が相次いだ。

 約3万5千世帯(約8万人)に及ぶとされる断水の影響に対応するため、17日、対策本部を市消防庁舎の災害対策室に設置した。この日の第1回会合で本部長の尾花正啓市長は「市民に多大な迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した上で、断水期間中の住民生活のサポート徹底などを指示した。

 断水期間は、19日午後10時~22日午後10時の3日間の予定で、会議では市の対応などを確認した。

 市は期間中の対応として、断水地域にある市関連施設の支所や連絡所に週末の18、19両日、人員を配置し、市民からの相談に応じる。20日午前9時半からは、20の小中学校で応急給水するほか、トイレも使用できる。

 地域の要介護者や高齢者に対しては、民生委員や自治会関係者とも協力し、給水代行などで支援。避難場所も開設する。

 市消防局は、断水地域の消火栓が使えないため、初動対応する消防車の数を通常より増やすほか、周辺の貯水槽から直接取水して消火水を確保する。担当者は「貯水槽から離れた火災現場では、ホースをつなぎ合わせる」と話す。

 一方、会議では、断水の原因となった国道24号花山交差点(鳴神)の漏水が、基幹の水道管ではなく、枝分かれして各家庭につながる細い水道管の可能性もあるとし、細い水道管と確認できれば断水せず修繕できる可能性もあるとした。

 断水の問い合わせは市企業局維持管理課(073・435・1303または1304、平日=午前8時半~午後7時、土・日曜=午前9時~午後5時)

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