WHO緊急委員会 23日も新型肺炎「緊急事態」めぐり協議継続





世界保健機関が22日、新型コロナウイルスによる肺炎について開いた緊急委員会(AP)

【ベルファスト=板東和正】世界保健機関(WHO)は22日、新型コロナウイルスによる肺炎について緊急委員会を開いたが、この日は緊急事態宣言には至らなかった。WHOは23日も協議を継続することを決定した。緊急事態宣言を出すかどうかについて慎重な検討を行う考えとみられる。

 WHOは22日、緊急委員会を開き、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するか協議した。緊急事態宣言が出されれば、昨年7月のコンゴ(旧ザイール)でのエボラ出血熱以来となる。

 中国国営中央テレビによると23日未明までに、湖北省武漢市から感染が広がった新型コロナウイルスによる肺炎の発症者が全国で540人以上、確認された。湖北省当局は22日夜、死者数が計17人になったと発表した。発症者は22日までにマカオで1人、アジア以外で初めて米国でも1人が確認された。香港政府は22日夜、感染が強く疑われる男性1人を隔離したと発表した。



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