欧州連合(EU)日本政府代表部(ブリュッセル)は23日、EU高官や欧州議員、外交官らを招き、日EU経済連携協定(EPA)発効1周年記念のレセプションを開いた。会場では福島、新潟、愛知、大分などの日本酒9銘柄、梅酒などリキュール2銘柄に欧州5カ国のチーズを合わせる試みも行い、日EU関係の一層の発展に期待を込めた。
児玉和夫代表部大使は、昨年2~11月には前年同期と比べ、EU産ワインの対日輸出が12%、和牛の対EU輸出が20%伸びるなど「EPAの具体的な成果が既に出ている」と紹介。チーズをつまみに日本酒を楽しむことで「日本とEUが文字通り近くなったと感じてほしい」と話した。
日EUのEPAは昨年2月1日発効。関税撤廃などで貿易や投資を活発化させ、雇用創出や経済成長を目指している。(共同)