ホンダ、武漢の30人帰国へ 政府チャーター機で

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新型肺炎が広がってから、空港到着口にはマスク姿の人が目立つ=23日午前、関西国際空港(須谷友郁撮影)

新型肺炎が広がってから、空港到着口にはマスク姿の人が目立つ=23日午前、関西国際空港(須谷友郁撮影)

 ホンダは27日、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、中国・武漢の駐在員や家族、出張者計約30人を、政府のチャーター機に乗せて帰国させる方針を明らかにした。既に政府に届け出たとしている。その後も数人は現地にとどまり、工場の安定操業などのために備えるとしている。

 ホンダは現地企業と組み、武漢に四輪車を生産する3工場を持つ。現在は春節休暇のため稼働を停止しているという。関係者は「休暇後に生産を再開できるかどうかは見通せていない」と説明している。

 みずほ銀行では、武漢支店に支店長ら2人の日本人が勤務している。支店長は現時点では残る方針だが、もう1人の行員は帰国させるよう調整しているという。武漢支店では日系法人向けの融資などを行っているが、春節期間中は休業している。

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